ゲームの感想:Monster Harvest

PS5

モンスターファーマーのみなさんこんばんは!

桃栗三年柿八年デモンズソウルは十三年、ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。

azarashiX
azarashiX

アイコンはどう見えても犬だがazarashiX。略してX。
ゲームは思い出づくりと語るおじいちゃん。気圧の変化に弱い。
クリエイターのこだわりが感じられる作品が好き。
基本的に文句が多いが、本人は楽しんでいるらしい。

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はじめに

「Monster Harvest」は、作物を育てて売ったり、家畜にしたり、モンスターにして戦わせたりするゲームです。ジャンルで言うなら、農業シミュレーション+育成系RPGみたいな感じでしょうか。

今までほとんど触ってこなかったジャンルの作品です。ただ、最近はマルチプレイでこういうゲームで遊ぶことがあって、まあちょっと一人でもやってみようかなと思い始めました。とはいえ、僕はまだ楽しみ方のコツを掴めていない気がします。昔からこれ系の作品は存在するので、たぶんわかれば面白くなるのだとは思っています。

やっていることは非常に作業的なんだけど、それをいかに効率よくこなすかというところに楽しみを見出す感じなんでしょうか。あとは、創作というか、オブジェクトをある程度自由に配置したりできて、自分の世界を作れるという点がキーになってくるのかもしれません。それらの要素を統合してゲームに落とし込むと、オートメーションになる気がするのだけど、本作の場合は灌漑や畜産物の自動取得ぐらいしかなくてちょっと物足りない感じはありました。

作物からモンスターを作れたりとか、面白くなりそうな要素はあるのだけど、至らない感じです。課題も多そうですが、それらが解決された作品があったら遊んでみたいなというような可能性は感じました。

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

本作は日本語に対応していますが、機械翻訳ぽいものも散見されます。最近の洋ゲーあるあるです。あとから追加したテキストとかなのかなあ。

ゲーム開始時にプレイヤーの見た目を4種類の中から選びます。どうしても青ひげに見えてしまうけど、たぶん違うのだと思います。

メニュー画面はキーレスポンスが悪く、カーソル操作は長押しで引っかかったり行き過ぎたりして非常に気持ち悪いです。ポインタ操作が前提のようなインターフェイスなので、コントローラーでもポインタ出してくれればよかったんじゃないかと思いました。

基本的な流れ

ゲーム内カレンダーがあり、1つの季節は21日あります。全部で3つの季節があり、季節が変わると、景観や、育てられる作物や、拾えるアイテム、ダンジョンに出現する敵の種類などが変わります。最後の季節が終わると、年が加算されて、最初の季節に戻ります。

プレイヤーにはスタミナというリソースがあります。スタミナは木を切ったり、畑を耕すなどの行動によって消費され、スタミナがなくなると行動が制限されます。スタミナを回復するには、自宅のベッドで休む必要があり、ベッドで休むと時間が経過します。なお、休む以外で時間は経過しないので、リアルタイム性ではありません。

1日には、昼と夜の時間帯があり、昼にベッドで休む際には、夜にするか、次の日の昼にするか選ぶことができます。昼と夜では街の様子がちょっとだけ変わります。また、ダンジョンには夜しか入ることができません。博士の写し身が仁王立ちしていて通ることができないんですよ。なので、昼は街をぐるぐるしてアイテムを拾ったり、農業をしたりして適当にスタミナを減らして、夜はダンジョン探索というのがルーチンになりそうです。納品したアイテムは一日の終りに売却され、お金が手に入ります。

カレンダーにマークのある日は、フェスティバルの日です。ただ、そうは言うものの、広場に住民たちが集まっているだけで、特にイベントみたいなものはありません。強いて言うなら出店があるぐらいです。釣り大会の日に釣りをしても誰も反応してくれませんよ。また、夜であってもダンジョンに入ることができないので、何か別のことをするか早く寝ましょう。

農業や住民との交流など

自宅の周りには畑があり、耕して種を植えることで、作物を育てることができます。作物は一定の日数が経過すると収穫できるようになります。水をやらないと枯れてしまうこともあるので注意です。水やりは、初めはじょうろを使うしかありませんが、ゲームを進めると、パイプをクラフトして設置することで自動化できます。作物は季節ごとに4種類あり、季節が変わると育たなくなってしまうので逆算して植えましょう。なお、ゲームを進めるとアンロックされるバンカーという施設では、季節の制約なく作物を育てることができます。

作物には、スライムというアイテムを与えることができます。スライムには、赤、緑、青の種類があり、それぞれ与えたときの効果が異なります。赤は、作物をプラニマルというモンスターに変異させます。緑は、促成栽培みたいなやつですぐに収穫ができたりします。青は、作物を家畜に変異させます。スライムは、店売りのほか、街やダンジョンに発生する動いているスライムを剣で叩くことでも入手できます。あとは、鉱石からクラフトすることもできます。また、各色には上位版のスーパースライムというものもあります。

基本の道具は、木などに使用する斧、鉱石などに使用するつるはし、畑に使用するくわとじょうろ、あとは、水辺で使用する釣り竿があります。それぞれ、お金や指定のアイテムを売却することでアップグレードができて、消費スタミナや素材獲得までの所要回数が減少したりします。なお、道具は使っていても壊れたりすることはありません。

プレイヤーが何らかの行動をすると経験値を獲得し、一定値まで溜まるとレベルアップして、クラフトのレシピがアンロックされます。レベルの最大は16だった気がします。伐採ばかりしていたら割とすぐに最大になってしまいました。レシピの種類は最低限といった感じで、数は少ないです。

街には住民のNPCがウロウロしていますが、基本の会話パターンは昼と夜ぐらいしかありません。住民には一人につき一日一回だけアイテムをプレゼントすることができて、好感度みたいなのが上がります。また、住民ごとにアイテムの好き嫌いが設定してあるみたいでした。その辺で拾った花とかをあげても、あまり喜んでくれないので、作物とかをあげるのがよいのだと思います。

街の中心から南が自宅と農場、東は家具屋、西は海の家、北はダンジョンとレクリエーションセンターがあります。瓦礫や橋が壊れていたりする場所もあるので、アクセスにはお金を払って開通する必要があります。

RECセンターは、ポケモンのジムみたいなやつで、住民とモンスター同士を戦わせる場所です。一番最後に出てくるなんか悪そうなやつを倒すのが、このゲームの一つの目標なのだと思います。ただ、RECセンターには毎週金曜日しか入れず、一度に3人ずつしか進められないので、毎週やったほうがいいです。僕は、初めのうちはまだ早いかなーと思って挑戦せずにいたら、最終的に余計な時間がかかってしまいました。

街の中の移動は、乗れるモンスターがいると楽です。むしろ、乗り物がないと移動速度が遅いので、一周するだけでもかなり時間がかかってだるいです。乗り物は、青のスーパースライムを作物に与えると入手できます。ダンジョンから出てきたときに何故か乗り物が消えていることがあるけど、次の日になれば畜舎に帰ってきています。座標がずれて隠れているだけの場合もあるので、見つからない場合はちょっと探すといいです。

店主の好感度を上げて、10%割引にしてもらったのに、話しかけることができなくなってショップが使用できないみたいな不具合もありました。これは、ロードし直すことで解消できました。ついでに言っておくと、ショップはまとめ買いができないのが非常に不便です。

あとは、博士の研究所みたいなところで、作物の種を組み合わせてハイブリッドを作ることができます。交配しなくても種からF1が作れるんですよ。ただ、ハイブリッドにはスライムが与えられないので、高く売れる作物が取れるだけなのがちょっと惜しいです。組み合わせは季節ごとに4c2だと思いますが、もしかしたら別の季節の種でもいけるのかもしれません。

他には、自宅をアップグレードすると、料理ができるようになります。必要素材も多くて面倒だったので僕はやりませんでしたが、住民にあげる用とかなのかもしれません。

ダンジョン探索など

街の北にはダンジョンがあります。夜しか入ることができず、また、プラニマルという作物から生成したモンスターを連れている必要があります。ダンジョンには街では手に入らないアイテムや、敵との戦闘があります。入ることができるのは一日につき一度だけです。ダンジョン内での行動でもスタミナを消費するので、探索する日は残しておきましょう。ちなみに、夜まで休むことで、スタミナは1/4ぐらい回復します。

ダンジョンは穴掘り式の部屋ランダム生成で、全5Fです。各フロアのゴールにはボスがおり、倒せば宝箱を開けることができて、次の階層に進めます。

部屋にいる敵はプレイヤーを発見すると追ってきます。剣をうまく当てることで先制をとることができます。当たり前ですが、先制が間違いなく有利なので、オブジェクトに引っ掛けたりして攻撃しましょう。上下方向は判定が微妙な気がしたので、横向きに振るといいです。部屋に入った瞬間に襲われることもあるので、上下の移動の際は気をつけましょう。

戦闘はターン制コマンド式です。プラニマルは同時に6体まで連れていけますが、戦闘中に交代したり逃走したりすることはできません。常に食うか食われるかです。足し算、引き算ができる人なら結果は大体わかってしまうと思いますが、敵の攻撃は最適解ではなかったり、技ごとに命中率みたいなものがあり、そこに幾ばくかの意思決定があります。

各プラニマルは固有の技を3つまで持っています。新しい技はレベルが上がると解禁されます。補助技みたいのもありますが、使用したときのメッセージ表示は文字が重なっていて読めません。なんとなくわかるようになってしまうけど、ここは直したほうがいいと思うよ。技の使用にはFPというポイントを消費しますが、FPは戦闘終了で全回復するので全力で戦いましょう。基本的には回復ができるやつが強いと思います。最後の季節で作成できる「バナレル」は持続ポイズン+ドレインというぶっ壊れ技を持っています。

HPはレベルアップや、帰還して次の日になると全快します。HPが残り少なくなるとドキドキする音が鳴るのが面白いです。モンスターと一心同体やん。なお、HPがゼロになると、そのプラニマルは消滅します。復活させる術はありません。代わりにレベルに応じたハートが手に入り、農場でハートを使用すると土壌のレベルが上がります。土壌のレベルが上がると、所持プラニマルの最低レベルが上がります。新たに作成するものはもちろん、控えにも適用されます。

したがって、強いプラニマルを作って大事にするよりは、頭数を揃えたうえで適度に死なせて土壌のレベルを上げるほうが効率がいい気がします。要するにどんどん使い捨てて肥料にしましょう。農場が整えばいくらでも作れるわけだしね。ステータスは同じだし、ニックネームをつけたりもできないので、個体への愛着は湧きづらいと思います。

最奥部にはクイーンというボスがいます。こいつは倒すと復活しないけど、宝箱はダンジョンに入り直せば復活します。

ダンジョンはメニュー画面からいつでも脱出できますが、アイコンにカーソルを合わせるのが困難です。

その他

なんとなく気になったのは、アンロックとかアップグレードとかをしたときに、無音だったりするところです。豪華な演出は個人的にはいらないけど、いい感じの音がなってくれればちょっと嬉しくなれる気がするということは思いました。

エンドコンテンツなど

リグリーという悪いやつを倒したらおしまいですかね。レベル16が4体だったので、弱いです。とはいえ、前述しましたが、彼と戦うには全ての住民に勝利する必要があり、僕の場合は、なんだかんだで20時間以上かかってしまいました。

最終的に種を大量に購入して、畑だけやって寝ていればお金は増えていきます。施設をアップグレードし終わったらダンジョンに入る必要も特になくなります。ゲーム内で1年ぐらいやれば、お金も資源もスタミナも余りまくります。最初のうちは木を数本切っただけで眠たくなっていたのに、夜でも元気いっぱいでやることがないみたいな感じになります。ハングリー精神が湧かないというか、失敗みたいのがあまりないので、ひたすら積み上げていくだけのゲームだと思いました。僕は早々に満足してしまっていたのですが、なんとなく惰性で最後までやってしまいました。

さいごに

心に余裕のある方におすすめです。

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