どうも好きなNinjaはEurope おもたろうです!
今回は引き続き神河:輝ける世界(NEO)のアーキ紹介を一記事使ってしていきます。やっと半分です。書き終わるまでには環境が変わっているんでしょうね!
順不同で思いついたものをアーキごとに、今回は青黒でお送りいたします。
なお本記事はMTGAでの対人ドラフトを想定しております。データは17landsから拝借しております(参照データは初期から2.23現在まで)。
早速見ていきましょう!
アーキ概要
青黒は忍術をキーワードとしたテンポ重視のアーキタイプです。今回の青黒は忍術を使う関係上、攻めるデッキと言えます。攻め一辺倒ではなくカブトムシ、ハッカー、回路の修理屋、夜の長い陰等、各種ETB持ちによりリソース勝負にも秀でています。
忍術の能力を最大限活かすために、忍術のタネになる回避能力持ち、忍術のタネにしたとき優秀なETB持ち、そして忍術持ちのクリーチャーでデッキが構成されています。
テンポのいい攻め、具体的にはゲーム早期からの忍術を絡めた2アクションが欲しいため、マナカーブは1,2マナに重きが置かれます。
アーキの勝率は57.9%(2位、実はここ5日最新のデータだけだと1位)とtier1の一角と言えるでしょう。成立デッキ数が最も多く、勝率も高い、それはデッキのキーカードの多くがコモンで再現性が高く、デッキパワーが安定しているためです。
つまり青黒の1マナからのテンポプレイを捌けるかがNEO環境のデッキの試金石と言えるでしょう。
弱点はクリーチャーサイズがいずれも細いということでしょう。軽量除去や到達持ちで盤面を膠着させられロングゲームに持ち込まれてしまうと緑を始めとしたクリーチャーサイズで押し潰されてしまいます。
また赤のような真っ向から殴り合いでライフレースを仕掛けてくるデッキは勢団の伏兵を引けるか否かが勝負の鍵になるでしょう。忍術をテンポよくつぶされる電圧のうねりも苦手とします。
カード勝率
コモン、アンコモンのそれぞれでデッキから引いた際の勝率(GIH WR)トップ10をまとめていきます。
コモン
ワンワンと双璧を成すのが1位のカブトムシです。青黒では忍術による再利用の動きが凶悪です。夜の長い陰と合わせるとファッティ重視のデッキは何もできません。
ネットワークの攪乱者は青黒忍術最重要コモンの1つです。これがなければ青黒忍者の動きはできません。タフ1であること以外完璧な1枚と言えるでしょう。
大牙勢団の襲撃はカブトムシと合わせて黒の強さを象徴するコモンです。1マナで出すだけで4点分のライフレース有利になる2/2威迫。忍術で回収するのにはあまり向いてないですが、ライフが充分減っている局面では詰みになるカードです。
探照灯の相棒は忍術のタネになるナイス飛行クリーチャーです。忍術のタネなのでパワー1もあまり気になりません。使いたおしましょう。
装身は線の細い青黒のクリーチャーでの攻めを支える1枚です。忍術を使ってもアド、装身で一方取ってもアド、相手のマナが倒れていれば不都合な2択をかけ放題です。
月回路のハッカーは攪乱者からの序盤最高の動きができる忍者の貴重なアド源です。これも攪乱者と同じでタフ1であること以外完璧な1枚です。
恐るべき秘密の神は優秀なETBと手堅い3/4ボディ、忍者の中盤を支えるいぶし銀な1枚です。青黒のキーになるクリーチャーはほぼエンチャントかアーティファクトなので条件の達成もそう難しくありません。
月帳の専門家は青黒忍者のテンポプレイを支える1枚です。4マナで唱えるのも及第点と言えるでしょう。
当世は序盤の動きを支える青の定番カードです。裏面が2/3飛行でクロックになるのもいいですね。個人的にはそんなに青黒向きのカードではないように思います。
ねじれた抱擁は除去である点に加えて、青黒の細めのクリーチャーを強化できる点が非常にありがたい1枚です。あまりに当たり前ですが1点と2点では削るスピードが倍違うわけですから。
アンコモン
1位はトシロウ。NEOの全てのカードの中でも勝率上位に入る強カードです。青黒では除去以外にも+2修正でアタックが通りやすくなり弱いところがありませんね。
回路の修理屋は全アーキで欲しい1枚ですが、忍術のある青黒はとりわけ相性のいいカードですね。おまけのようなライフ2点も染み渡ります。
語られるざるものの警告はデッキトップに据えたい1枚です。Ⅱ章で息切れ防止になるだけでなく、Ⅰ章もアタックの通りやすさ、ライフレースに貢献します。そしてⅢ章は飛行クリーチャーと弱い章がありません。
波止場の料理人は青黒の除去まとでありアド源です。1マナであることも重要で忍術のタネにもなるのが嬉しいですね。
夜の長い陰はアドバンテージの鎌足です。威迫でブロックされにくいのも忍術のタネとして素晴らしいです。ETBが各種トリックと相性もよく繰り返しキャストできれば相手のリソースはあっという間に枯渇するでしょう。
道路脇の聖遺は3マナ2ドローが望める土地です。忍者はアーティファクトとエンチャント両方に優秀なカードがあり、無理なく条件が達成できます。
ホバーバイクは忍術のタネになりつつ、繰り返しキャストで相手の動きを阻害できるナイス乗り物です。搭乗1がひたすら快適です。
銀毛の達人はあればあるだけデッキの完成度が上がります。2マナロード恐るべしです。
墓照らしはよくある布告除去内蔵の黒の3マナクリーチャーと思うなかれ、何故か飛行が付いているので忍術のタネにもなる優秀なカードです。カブトムシを使って利確する動きが鉄板です。相手にクリーチャーがいないときに出しにくいことだけが珠に傷。
裕福な盗人は2ターン目に忍術できれば圧倒的なマナアドバンテージが得られるナイスアンコです。宝物はラーメン屋のコストに充てることもできます。
トロフィーデッキサンプル
下記にいくつか7勝デッキをピックアップしてみました。
概要で述べた通り、デッキの構成がどれも似てますね。キーカードの多くがコモンで再現性が高く、MIDの青黒ゾンビや、AFRの赤黒パクリファイスを彷彿とさせます。
上記のWRトップ10にノミネートされていないけれども多く採用されているのは以下のカードでしょうか。
伏兵は2ターン目に忍術で着地できれば圧倒的なライフアドバンテージを得られます。個人的には青黒の強さを支える1枚だと思います。
色墨は概ね殺害ですね。ダブルシンボル以外に弱い点はないでしょう。
鷲掴む苦悩は早期に2アクション取りたい青黒ではありがたい軽量除去です。タフ1以外に貼ることでクロックを増やせるのも無視できないメリットです。相手に忍術で剥がされる裏目はあるので青と黒相手には気を付けましょう。
眠らぬ影の神は青黒なら回収先に困ることはないので、手堅くアドが取りやすいカードです。ETBが忍術や各種トリックと相性がいいです。デッキトップに1枚あると息切れ防止になります。
影歩きは乱暴に言えば4マナ5/5速攻、戦場に出たときに自分のクリーチャーを手札に戻すです。線の細い青黒のクロックアップ要員ですね。
次元切開は青黒ならばもっと使われていい1枚です。除去よけついでにETB、びっくりブロックついでにETB。ETBの豊富なNEO環境ならではの強いカードです。
Tips
ETB忍術美味しいです
基本中の基本である忍術で手札に戻して再ETBです。青黒ETB関連優遇され過ぎていて対象カードは挙げたらキリないですね。英雄譚も使いまわせるのはいいですよね。
THE隔離エイジ
青の基本である隔離用構築物とのセットですね。忍者の動きとはちょっと違いますが、枚数が足りないときにいい感じにハマります。
忍術 or dead
昆虫の無垢なアタックとバットリで忍術との択を仕掛けます。相手が大事なクリーチャーを出したターンの返しなんかに有効ですね。
ブンブンブブブン爆速ねずちゅー団
鼠の特攻隊長の隠された能力、機体が威迫を持つ! ホバーバイクもさることながら粗暴者の鎧機もラーメン屋やカブトムシが乗れるので、特攻隊長がたくさん取れた時は採用するのも悪くないですよ!
多重忍法うまぶりの術
忍術で出したクリーチャーもまたブロックされていないクリーチャーなので、忍術のコストに充てることが出来ます。月帳の専門家、うろつく鼠のETBを複数回誘発できるということです。忍術コストの軽い忍者と銀毛の達人を合わせることで実績の解除が容易になります。
次元切開危険正解
ETBがこれだけ多ければ次元切開は目を見張る強さがあります。英雄譚クリーチャーをブリンクすることで、Ⅰ章の効果をインスタントトリックとして使うこともできます。勢団の伏兵をアタックした後、ブリンクしてパワー2キャッチ4点回復も美味しいです。
忍法フェインデス
次元切開とほぼ同じでETBの使いまわしですね。パワー1上がることで積極的にアタックいける点と絆魂が付くのは差別化できる利点ですね。
隠し味はネジ
ラーメンの具材にちょうどいいのはロボ!裕福な盗人は具材調達人として一流です。
シンプルにいやな接死威迫
威迫にそっとうろつく鼠を添えます。戦闘前に使えば忍術は通るし、忍術で出せばブロックされた威迫クリーチャーで2:1交換です。
時には雑にライフを
青黒のライフレースのお伴に絆魂は如何でしょう。ライフに余裕があれば安心して忍術してアド稼げます。超力刃を伏兵につけて7点回復じゃい!どうだ参ったか!
総括
テンポとってニンジャサバイヴ!
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