どうもSNCで最も勝率の高いカードとまったく縁のないことでお察しのもの、おもたろうです。
さて今回は掘り出し物はこれだ‼と題して遅い順手で取れる意外といいカードを凝(17landsのデータ)とおもたろう主観を交えて見ていきたいと思いますよ。
データだけならば17lands見てくださいで終わってしまうので、積極的に駄文を絡めて糞味噌にしてやったります!
バントでなければ人にあらず、そんな大バント時代に一筋の光明は現れるのか⁈ 早速見ていきましょう!
※17landsのデータはリリースから2022.5.12現在までのプレミアムドラフトを参照しています。
※レアはレア取りもあり、ほぼ一周することはないので考慮しません
カード勝率の話が絡むので参考までにアーキごとの勝率も貼っておきますね。
白
コモン
段が上であるほど、同じ段であれば左であるほど高い数値です。格段の左のカード1枚には実際の数値を表記しました(全カード記入するのはサボりたいため)。
ATA=Avg. Taken At 平均何手目にピックされているか 白のコモンであれば粋な盾仲間は大体1周しますよという感じ
GIH WR=Games In Hand Win Rate 該当カードを初手およびドローで引いた時の勝率 アーキ別の強さとカード1枚の強さを分けることが難しいため、絶対的な数値ではなく今回は同じ色内での相対的な位置づけといった感じでとどめると良いと思います。
こんな感じでATAとGIH WRに乖離があるものに掘り出し物があるのでないかというのがこの記事の趣旨です。それでは私の主観でカードを取り上げていきます!
- 粋な盾仲間:かなーり好きなカードです。2:1交換を楯に4点を強請るやつ。すれ違いの殴り合いにおいても、召喚良い時に相手のタフ2以下を牽制できる強さがあります。おひけぇなすって‼
- 集まる群衆:白絡みの3マナ圏は渋滞しがちなので軽視されがちですが、3枚取れたら異次元のコスパ。謀議で捨てるまでがテンプレ。
- ラフィーンの導き:早抜きの短剣でいい感もありますが、青白謀議で捨て石フィッシュが取れなかった時などに入れてみるのも悪くないです。特に巨匠と空の叫びやと相性◎
- 力の天啓:あまりにも平凡なジャイグロ。指数の高さに意外性がある1枚。それでも絆魂や飛行がライフレースをバグらせる可能性があるので奇襲性高いです。殴るデッキでは必殺の一射や口止めを入れるくらいならこちらをお勧めです。
アンコモン
噂の蒐集家が過大評価気味ですね。決して弱いカードではないのですがダブシンであったり、白の3マナ激戦区、自分からほぼ殴りに行けないといった裏目も多いカードです。
- 舞い降りる守護者:白の人気が高いので決して安いわけではないですが、タフ2除去に2/1飛行が付くのがすれ違い殴り合い環境で弱いわけがありません。
- 市民の鉄梃:個人的に白のベスト2マナ。ラフィーンの密通者とバールがあればバールを取ります。アーティファクトとエンチャ破壊がとにかくかゆい事に手が届きます。壮麗なる変化したクリーチャーを何度落としたかわかりません。魚や空の叫び屋に持たせるだけでも脅威。
- 屈服の拒否:できれば使いたくない寄りですが、安いので力の天啓と同じ感覚で入れることもあります。アンタップでライフレースに貢献できるのが◎
青
コモン
青はこだまの検察官だけがぶっちぎりで他のコモンはほぼ一周近くする状況です。あまりにも過小評価されていると思います。白が一番強いと思いますが、私が一番使うのは青です。
- かき消し:青の強さを支える1枚。なのに1周する。ETBや奇襲への対処札として除去よりも優秀です。2アクションが容易な2マナというのがひたすら偉いです。長期戦になると価値が著しく低下するので、受けるデッキよりもテンポ勝負のデッキ向け。
- 軽蔑的な一撃:かき消しと同じ理由で強いです。青白のような3マナ以下を連打してくるデッキに弱いので複数枚は詰みたくないです。かき消しと違い受けるデッキでも入りやすいのは長所です。
- 都落ち:安易なバットリを咎め、盾カウンターも誤魔化せるのが優秀です。カード単体としては平凡ですが、除去の弱いSNCでは相対的に使いたくなるカードです。現状安いのが非常に嬉しい。
- 屋上の迷惑:青の中では早めに取られていますが、それでも一周しがちなカードです。ダメージレースを粉砕する力があります。殴り合いにおいてキャントリ付き除去といっても過言ではありません。
アンコモン
青の最上段アンコモンどれも優秀です。あまり勝率と乖離もありませんね。
とんずら:1マナであることがマーベラス優秀です。4マナの除去が1マナで避けられ、+1カウンターが乗るなんて、やられた方はメンタルブレイクですよ。詰めの状況で相手のクリーチャーをどかすことが出来る器用さもあります。ただ押されている状況ではひたすら弱いカードなので、テンポのいいビートダウンデッキで使いましょう。
黒
コモン
ジャンド色の定め、頭一つ抜けたうすのろと殺害以外は安く取れる黒です。交渉の難航は盾クリーチャーに対処できるのはいいのですが、4マナの除去にしては範囲が狭く、2マナや3マナのクリーチャーに撃つことになりテンポ損感が著しいので個人的評価は低いです。一家への入団はリリース前と後で自分の評価の乖離が大きかったカードでした。犠牲1と2では重さが天地で、またトークンのタフ3が足をかなり引っ張っている印象です。
- 死の偽装:黒のコモンで過小評価されているといえばこのカードでしょう。パワー+2が格上との相打ちを可能とし、宝物はおまけにしてはあまりありがたく次のターンのアクションを補助してくれます。SNCでは奇襲があることも追い風となっており、棍棒使い、うすのろ、カルダヤの力自慢との組み合わせは特筆に値します。
- 屍体の掘り起こし:インスタントであることで犠牲のキーワードを100%活用できます。アド源としてだけでなく、切削でデッキのキーカードを落とすデメリットをカバーするカードでもあり受けるデッキでは1枚刺しておきたいカードです。
- 宴をかき乱す者:確かにそんなに強くはないですが、あまりにも過小評価されていると思います。謀議は単純に優秀かつ、パワー4の威迫は殴り合いで頼もしく、一度相手が受けに回りコンバットトリックが決まればゲームを決定づける破壊力があります。
アンコモン
アンコモンは青と同様に勝率とピック順位にあまり乖離はありませんね。上段のカードはどれも喜んでピックしたいですね。
- 忌まわしい印章:1マナであることで奇襲クリーチャーと同時に唱えやすい点が非常にありがたいカードです。ただでさえ優秀なうすのろ、棍棒使い、ラフィーンの口封じ、堕落した廷臣をより強く使えるカードです。また4点ライフゲインはアグロデッキの1ターンをなかったことにするインパクトがあります。
- 悪党の展示場:受ける多色デッキの最高のアド源です。特にグリクシスカラーのコルメラで回収していけばアドバンテージゲームで負けることはないでしょう。私はこれが一周するようであれば多色デッキを積極的に検討したいです。
赤
コモン
黒より人気がないのが赤です。空きすぎて絞殺以外にシグナルになるカードがないという罠。またプレイアブルカードが少なく卓の許容人数が少ないのがやり辛さを増しています。
- 騒乱の巡回者:殴る赤のベストな2マナ域です。序盤のメインアタッカーであり、終盤でも2点キャントリになり弱い場面がありません。私は赤黒であっても殺人魔よりも優先して取るべきだと思います。そのくらい赤で重要なカード。
- 反感煽り:赤のこういったカードは攻撃時限定だったり、タフネス修正がなかったりするんですが、反感煽りは赤には珍しくあまりにもシンプルな修正を与えてくれます。2マナ顔面4点、青白フライヤーの速度を超えるにはこういった純粋な力が必要です。
- プラズマの操作手:巡回者、絞殺に次ぐ赤のキーカードだと思います。大体奇襲で唱えたい強いキャントリ顔面火力。ブロック阻害が赤の苦手な盾に効果的で威迫と合わさればほぼブロックできません。
アンコモン
ソリストは押している時にはひたすら強いんですが、押されている状況ではしょうもないレシオのバニラとピーキーなカードです。私は好きですがあまり勝率は出ていませんね。
放火魔はリリース前と後で相当に評価が変わりました。赤において自分がアタックにいけず、1マナかかるというのはあまりにも使いづらいです。盗み癖と合わせてワンちゃんあるくらいの専用構築が求められるカードですね。
- 土建組一家の調達者:相打ち上等な赤の貴重なパワー3の2マナです。盗み癖を付けたりすると非常に活躍できます。また奇襲が付いているカードはどれも強いです。
- 不本意な雇用:何だかんだ赤にはこういったカードが必要です。赤だけでも着火と合わせて美味すぎデリシャス。犠牲だけじゃなく緑の格闘と絡ませて相打ちさせたりするとうまぶれます。
緑
コモン
緑コモンも宝石泥棒以外はシグナルになり辛いと言えるでしょう。赤と同様にアンプレ寄りの枚数が多い印象。緑はマルチに救われているカラーですね。
- 一家のために:1マナ4点‼絆魂持ちに使えばそれはもうライフレース終わりなんよ。アタックを通すか否かの判断も緑相手には相手が第一メインでクリーチャーを展開してきたか等から推察したいカードです。うっかりしんでしまうとはなさけない!
- 温かい歓迎:インスタント団結やタフ1咎めて2:1交換と意外としゃぶりがいのあるカードです。一家のためにのような横並びの盤面を補助するカードでもあります。SNCの3マナは優秀なカードが多いのでそこまで優先度は高くないですが、一周するカードとしては掘り出し物と言えるでしょう。
- カルダイヤの力自慢:既に緑の中では早めに取られているカードですが、それでも一周するのも珍しくないカードです。空の叫び屋や巨匠をお手軽フィニッシャーに変えるバフ系カードとしての使い道が多いですね。やはり奇襲が付いているのがナイスでマナスクリュー以外で腐る盤面がありません。
アンコモン
コモンから一転、アンコモンはかなり早い段階でピックされていますね。筋肉達磨はトランプルがないことがあまりに惜しいですね。逆に出してすぐにある程度仕事ができる掃除屋は評価と実績一致しているいいカードです。
- 豪勢な献酒:SNC最強のコンバットトリックです。どんなにフラットしても飛行とこれさえあればルネッサンスするチャンスはあります。トークンでタフ1とりつつ、修正で一方取る2:1交換も狙える器用さがあります。
- 害獣の声:白の盾仲間の上位互換です。他のクリーチャーも4/4にできることがポイントで絆魂や二段攻撃を対象にすればゲームを圧倒的有利に進めることが出来るでしょう。
- 街宣行進:個人的に勝率が出ていないのが意外なカードです。弱めのオーバーランとは言え、クリーチャーサイズが控え目なSNCでは十分な修正値です。安ければ喜んで取りますね。
マルチ
コモン
世界よこれがマルチカラー格差だ‼ バント、エスパーと白に絡む土地の優先度は高いですね。赤黒マルチはそんなに早く取るべきカードとは思いません。
- 詮索する新聞記者:青黒のナイス2マナ。リリース後に評価を見直したカードです。青黒というカラーに珍しく絆魂でライフレースができるカードです。どちらかといえばビートダウンとして使いたいですね。現状かなり安めで取れるときは4~5枚取れます。青黒はバントの次に参入したいカラーなので、私は早めに摘まんでおいて独占を期待します。
- 妖艶な無法者:グリクシスカラーのマナフィルターです。グリクシスはマルチに優秀なカードが多く、マナ基盤を安定させるために是非欲しいカードです。本体も占術2が偉く、6マナからのフラッド対策になります。
- 放蕩の歓楽者:ナヤのマナフィルターです。ナヤはあまり強いカラーではないですが、これは本体が優秀なカードです。特に2体展開条件とする団結系のカードのシナジーに優れます。
アンコモン
ジャンドイキシテナイ。赤黒マルチの親方は本当に弱いです。4マナはうすのろかプラズマジョッキーにしましょう。
基本的に3色のカードはバリューが高く、私は積極的にタッチしたい派です。そのために土地は結構早めにピックします。
- 規律正しい決闘者:マルチ最強のデュエリスト。SNCの闇遊戯。あえてピックアップしたのは、3色でも初手でピックする強さだからです。Tier1カラーのトップアンコモンなのだから何も不安はありません。
- 敏捷なる窃盗犯:2:1交換できる可能性のある飛行がSNCで弱いわけがなく。コンバットトリックやカウンターが使いやすいSNCではハンド情報というのも馬鹿にできないアドバンテージがあると思います。
- 死体鑑定士:グリクシス希望の星。墓地ヘイト&利用、アド、優秀なマナレシオ、3拍子揃ってます。効果が使えなくても3マナ3/3で出すときは出します。LOだけは注意。
- 妖艶な泥棒、コルメラ:グリクシス希望の星2。マナ加速、ブロッカー、アド、3拍子揃ってます。墓地回収と組み合わせるのが定石です。
無色(フェッチ含む)
コモン
フェッチを取ろう‼(投槍
- 早抜きの短剣:無色の除去。このカードが強く使えることがSNCの環境を表している1枚。ただ過信は禁物で上手い相手には通用しないことが多いです。装備1がまっこと優秀で魚やフライヤーのクロックアップが馬鹿になりません。
- 光素のスカラベ:2マナバックアップ要員。できればそんなに入れたくないけども、2マナが少ないよりは全然マシです。どんなデッキでも使えるのがウリ。謀議が使えるデッキだとなおよし。
- 金色の両翼:緑や赤系のデッキで刺しておくと意外と活躍する1枚。サイが飛ばないなんて誰が決めた?
アンコモン
クソアグロでセメントの靴試したい(未検証
小走り執事機:ロマン砲。市民やコモンマルチの安い青黒や緑赤だと意外と条件を達成しやすいです。巨匠と同じく青の謀議抜け道とボコンボコンボします。安いカードですが使いではあると思います。
いかがでしたしょうか?掘り出し物は見つかりましたか?
シグナル読みは周囲とカード評価が合っていないと成立しません。ATAといった平均評価を押さえたうえ(守)で、持論からくる個人的なカード評価(破)を持てるとピックの方針がより鮮明になるかもしれませんね。
それではまたお会いしまざらし!
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