霊能者のみなさんこんばんは!
オーバーソウルあざらしまる!ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。
はじめに
「アリエッタ オブ スピリッツ」は、霊感に目覚めた少女アリーくんが冒険したりするトップビューアクションアドベンチャーです。取り立てて特徴として挙げられるような要素は見つけられませんでしたが、全体的にどこか懐かしげな雰囲気を纏っています。
色々なゲームで遊んでいると、捉えどころのない作品に出会うことはありませんか。僕の場合は本作がそうでした。スピリットだけにね。つまらない冗談はさておき、基本的な要素は用意されていてちゃんと動くし、丁寧に作られているとは思うんだけど、いずれも面白さには繋がっていないなあというのが率直な感想です。いろいろとシンプルにし過ぎて、薄っぺらくなってしまっている印象も受けます。本当はもっとやりたいことがあったんじゃないかと訝しく思ってしまいます。たぶん、いわゆるライトユーザーをターゲットに含めるためにこういう作り方をしたのだと思いますが、個人的には、こういう小規模な作品は、少し尖っているぐらいのほうが面白いと思います。
側はよさそうなんだけどね…。まあ、こういうのは実際に触ってみない限りはわからないし、感じ方はプレイヤーの数だけあることでしょう。僕自身のことでいうと、この頃はなんだかすごく疲れていて、あまりプレイに集中できていなかったな…と反省しています。やっぱりゲームは一期一会ということだね。
どんなゲーム
やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。
本作は、日本語に対応しています。テキストの翻訳は違和感もないので安心です。
グラフィックはドット絵です。些細な仕草にもアニメーションや表情のパターンが用意されている点は、こだわりが感じられます。顔グラがあるのに、キャラクターの表情が書き換わったりするからね。
ゲーム開始時に難易度を3段階の中から選びます。僕は真ん中のノーマルで遊びました。なお、途中で変更することはできません。
探索など
物語の舞台となる、おばあちゃんの家のある島は、西、東、北のエリアに分かれています。それぞれのエリアは洞窟で繋がっていたりもしますが、基本は一本道で、ぐるぐる探索する感じではないです。順路に多少の分岐がくっついて、収集要素などが配置されているような感じです。
各エリアは結構広く、景観もだいたいは森か洞窟なので似たような場面が続き、若干退屈です。地図はありませんが、複雑ではないので迷うことはないでしょう。
お決まりの宝探しは、「依頼品」と「動物霊の赤ちゃん」があります。意地悪な配置はなかったと思いますが、マップ上をくまなく探す必要があります。特に赤ちゃんは20匹と数が多いので、とりこぼしに注意しましょう。オブジェクトを全て壊して、分岐と枝道を全部通れば埋まると思います。あとは、洞窟には剣で壊せる壁があることを覚えておいたほうがいいでしょう。
アクションや戦闘など
基本のアクションは、剣とローリングです。
剣は射程が短いので、慣れるまではうまくヒットさせられないかもしれません。僕だけかもしれませんが、こういう見下ろし型のゲームはキャラクターの高さがあるからなのかわかりませんが、縦方向の距離感が掴めないんですよね。なので、横に振る方が当てやすい気がします。また、敵はノックバックするし、振りのあとに若干の硬直があるので、連打はリスクが伴います。まあでも、攻撃は剣を振ることしかできないのでこれでがんばるしかありません。パワーアップもしないし、回転斬りもありません。
ローリングは、一定距離を素早く移動するやつです。無敵ではないので注意です。また、連続で使用すると距離が縮んでいくような気がしました。
あとは、ゲームを少し進めると使えるようになる、スピリットシールドというバリアがあります。投射物から身を守ったり、敵を弾いたりすることができます。ダメージはありません。使用には時間回復する霊力というエネルギーを消費します。
敵と接触したりしてダメージを受けると、画面左上のハートが減っていきます。ハートがなくなると死んでしまい、直前のチェックポイントからリトライになります。また、敵を倒したり、草むらなどのオブジェクトを破壊すると出現するハートを取ることで回復ができます。
敵は、ローマーという霊的なやつと、そうでないやつ(ハチなど)の種類に分けられます。ローマーは倒すと経験値みたいなものが入ったりはするけど、それ以外の敵は倒してもなにもないので、本当にただのお邪魔キャラです。数もそれなりに配置されているので、極力相手にしない方がいいでしょう。なお、敵は画面切り替えで復活します。
ボスも何体かいます。いずれも手続きを踏んで倒す系です。
成長要素など
ボスを倒して、「ローマーのコア」というアイテムを手に入れると、ローマー型の敵を倒したときにクリスタルのようなものがドロップするようになり、一定数集めることで、ハートの最大値を上げることができます。あとは、霊力の上限も、宝探し完了などで増えます。
いずれも、なくてもなんとかなる気がするので、おまけですね。
その他
ストーリーなど
お話はそうなんだねーという感じで、特に琴線に触れるものはありませんでした。内容としては、ハートフルなのか、ホラーなのか、シリアスなのか、ギャグなのか、何がやりたいのか曖昧模糊としているように思いました。まあ、僕にストーリーの良し悪しを語らせることほど無駄なことはあるまい。こういうのは詳しい方々にお願いしたいところです。
ゲーム的なところで言うと、イベントシーンは選択肢などもないので、ただ見せられているだけというように感じてしまいます。なお、カットシーンのスキップなどはできないようです。
終わり方も、ちょっともやもやする感じでした。スピリットガイドくんがチャオズして強くなったなフォックスしていたら続くんかい?たしかに、長いプロローグみたいな感じはあったけどね。次回作があるなら、アクション要素のパワーアップに期待したいところです。ベヨネッタオブスピリッツな感じでお頼み申す。
エンドコンテンツなど
クリアまでは、くまなく探索して3時間ぐらいでした。クリア後のセーブデータをロードすると、最終日にロールバックしてはじまります。なので、収集要素の取りこぼしを埋めることはできそうです。
また、一度クリアすると、難易度エクストリームが解禁されます。ハートが一つになり、一度でもダメージを受けたら死んでしまうモードです。とはいえ、敵が強くなったりはしない気がするので、終盤までは大して変わらない感じがします。画面切り替えでオートセーブなので、死んでしまってもあまり戻りません。エクストリームでクリアの実績もあるので、物足りなかった方はチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
僕の場合は、敵はほぼスルーして進みました。しかしながら、終盤のシャドウローマーとクリスタルタレットの配置にはうんざりするよ。画面外から攻撃してはいけないって、親御さんから教わらなかったのかい?マザーファーザー!そして、ラスボスのノーダメージ撃破はかなりしんどいです。メテオがランダムっぽいので、パターンの固定化はできなそうです。ボス戦のリトライは快適なので、ひたすらがんばるしかないでしょうね。あと、僕は全然稼いでいなかったので試せなかったのですが、ここでハートをエクステンドできれば少しは楽になりそうです。
さいごに
サクッと懐かしい雰囲気に浸りたい方におすすめです。
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