死神のみなさんこんばんは!
グリムリーパーは電飾鯨の骨を見るか、ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。
はじめに
「GoNNER」は、なんかよくわからない二足歩行のキャラクターを操作してクジラと遊んでいたら、銃と敵が出てくる横スクロールアクションです。サイケデリックなビジュアルとサウンド、理不尽気味な高難度が特徴だと思います。
僕は苦手だけど、わかったらきっと面白いんだろうなと思っているゲームのジャンルに、格ゲーと音ゲーがあります。どちらも複雑な入力を正確に行うことが求められるという点で、修練が必要です。これがだるい。昔はいろいろな人に紹介してもらっていたけど、中途半端で飽きっぽい性格のせいで、わかる機会を何度も逃している気がします。もっと楽にうまくなる方法はないんだろうかと、考えているうちにやらなくなっています。そんなこと考えてる暇があったら練習するんだよと言っていた彼とは、お前のそういうところが嫌いという言葉とともに決別しましたね。実は、僕も君のことが嫌いでした。本作はそんな思い出がリフレインするプレイフィールとなっております。
このゲームは、スペースインベーダーのレインボーをしながらニュージーランドストーリー1ボスのお腹の中を突き進むアクションローグライクライクライクです。
どんなゲーム
やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。
チュートリアルとストーリーっぽい演出をあわせたごく簡単な導入のあと、本編が始まります。ゲーム通してシステムメッセージ以外のテキストは排除されています。ならば、ユーザビリティが高いかと言うとそんなことはなく、クセのある操作性や謎の形状のアイテムに、初見のプレイヤーは暗中模索することになるでしょう。
ゲームクリアの条件は、全5ステージを突破し、最奥のボスを倒すことです。慣れてくると最後までやって15分ぐらいです。
ステージは一方通行の部屋の集合です。基本的な構成は、敵の出るランダム生成の部屋が4つ連続した後、ショップ、ボス、セーフルームの順番です。
プレイキャラクターは、頭、武器、道具の3つの組み合わせで構成されます。これらの要素は、ステージ内で出現するアイテムで入れ替えが可能です。
基本のアクションは、攻撃、ジャンプ、道具の使用です。
攻撃方法や威力は、装備している武器によって変化します。ほぼ銃で、残弾数があります。弾は敵を倒すと落とすアイテムで補充できます。
ジャンプは、2段ジャンプが可能です。敵を踏みつけることで、ジャンプ回数はリセットされるので、移動や攻撃にも使えます。また、レバーを上に入力しながらだと高くジャンプでき、空中で下に入力すると落下速度があがります。あとは、壁つかまりがあり、ジャンプボタンで壁蹴りができます。
道具はいろいろな効果があります。例えば最初から所持しているかたつむりみたいな道具は、弾をストックできるようになり、使用することでリロードができます。道具には個別にクールタイムが設定されており、連続使用はできません。
敵を倒すと出現する四角いアイテムはグリフといういわゆるお金です。グリフはショップでアイテムと交換したり、死んでしまった際の復活に使用します。グリフの所持上限は4列(24個)です。
敵を倒すとコンボ数がカウントされていき、色やBGMが変わったりします。ゲーム的にはグリフや弾が出たりスコアが増加したりします。コンボ数は一定時間敵に攻撃を当てないとゼロになります。コンボ中に敵を5体倒すごとにグリフが一つ出現します。ひとまずグリフを稼ぐだけなら無理に繋がないで5体ずつ倒せばよいです。
ライフ制で、敵や敵弾に接触したりするとダメージを受けて、ハートが一つ減ります。ハートがゼロの状態でダメージを受けると死んでしまいます。ハートの数は装備している頭によって変化します。ショップでの購入や、光っている宝箱のようなものを踏むことで出現するハートを取得すると失ったライフの回復ができます。
また、ダメージを受けた際にすべての装備が剥がされ、ばら撒かれてしまいます。頭を装備していない状態でダメージを受けると死んでしまいます。吹き飛ばされる上に、無敵時間はかなり短いので、大体の場合、連続ヒットであっさり死にます。これを防ぐには、ならず者の鉄仮面みたいな頭をつけるしかありません。僕の場合は、ほぼこれ一択でした。
死んでしまうと、グリフを消費して同じ階層からコンテニューになります。死亡回数や進行度で復活に必要なグリフの数は増え、足りない場合は、最初からやり直しです。
リスタート地点では、入手したことのあるすべてのアイテムから、初期装備を選択できます。本作唯一のリプレイ強化要素です。ちなみに、進行度のセーブはたぶんなくて、アプリを終了するとチュートリアルからやり直しになります。集めたアイテムもなくなるので本当に最初からです。
いろいろ書きましたが、面倒なのでいつもどおり端折っています。僕は半ばムキになってやってしまいましたが、上記の要素はほぼ説明されないうえに、納得感の薄いゲームオーバーを繰り返すことになるでしょうから、普通に遊べるようになるまでのハードルは高そうです。これは、親切すぎるゲームへのアンチテーゼなのかもしれません。昔のアーケードゲームとかが好きな方は楽しさが見いだせるかもしれませんね。グッドラック!
気になったところ
ゲームプレイに支障をきたすほど重くなる
しばらく遊んでいると、ゲームの動作が重くなっていきます。部屋を進む際の暗転時間が長くなり、操作中もフレームスキップが頻発して映像がカクカクになります。特にひどいのが2面と4ボスで、4ボスに至ってはほぼ突破不可能になります。
アプリを再起動すると解消しますが、セーブがないので入手していたアイテムが初期に戻ったりします。慣れればすぐに取り直すことはできるのですが、もうなんかいいや…という気分になります。割と致命的な問題な気がしますが、手が入っていないということは、あまりそういうフィードバックがなかったんでしょうか。僕の環境やプレイスタイルは特別ではないと思うのですが、たまにこういう時間で重くなるゲームに遭遇します。面倒な調整とかが要らないのがコンソール機で遊ぶメリットの一つだと思っているので、もったいないなーと思います。
難易度が高いし疲れる
愚痴みたいのはいくらでも出てきそうですが、あまり面白くなさそうだし、己の未熟さを曝すだけだと思うので、趣向を変えて攻略メモを書き残しておきます。試行錯誤の末にクリアだけはできましたが、もっと楽なやり方があるかもしれませんね。なお、クリアしか目指してないのでスコアはしょうもないです。
頭は鉄仮面、武器は鎌を初期装備にする。道具は何でもいいけど、十字架とかがいいかもしれない。
鎌はショップでグリフを全部突っ込むと出現する。出現させたあと、店内のキノコを狩って手に入れたグリフで買おう。鎌は射程は短いが攻撃力が高く、連射すれば進行方向に対しては無敵感がある。空中では攻撃回数に制限があるので気をつけよう。また、弾が必要ないのでかたつむりの呪いから解放されて好きな道具を持てる。
十字架はクジラの前で、ボールみたいな道具(スーパージャンプできるやつ)を使用すると、ボールが出てくるので、地面につかないようにしながらクジラで壁打ちを続けると手に入る。十字架を所持していると死んでしまったときに復活できる。またその際にフロア内の敵を全滅させる。
1面以外は基本的に敵は無視する。道中のショップではハート以外買う必要がない。クジラに対して攻撃ボタンを何度か押すと最大ライフが1個増える。さらにライフが最大の状態だと弾の最大数も増える。
ステージ1:なんとなくコンボを繋ぎながら進む。ボスまで途切れずに行けば、画面が白くなる。白くなるとたぶんライフが全快する。ショップではキノコを叩きながら進もう。ボスは方向をあわせて鎌を連打していれば突進も潰せる。クジラと戯れて、ライフ4弾5。
ステージ2:下をひたすら走る。長いのでだるい。全体のテンポを損ねているし、なんで作ったのかわからないステージ。まるまるカットしてもいいと思う。ショップでは上の足場にグリフがあるので取る。ボスはいないけど、音楽の変わる部屋は、敵は全部無視して右端の壁を駆け上がる。木で全快できるので被ダメージは気にしなくてよい。
ステージ3:落下死に注意。敵に当たると何もできずに落ちたりするので、焦らずに進む。余計な敵には手を出さないほうがよい。砲台が弾を撃ってくるので気をつける。ボスは左上、左下、右下、右上の順で鎌を連打すれば瞬殺できる。クジラと戯れて、ライフ5、弾8。
ステージ4:落下しながら走り抜ける。以降にセーフルームがないのでダメージを受けないように祈る。ハエと回転砲台に気を付ける。ボスは平らな場所まで降りて、鎌を連打する。接近するとボスの速度が下がる。先端しか判定がないっぽいけど、攻撃を当てるとちょっと押し戻せるので、そんな感じでがんばる。
ステージ5:敵は大量にいるので邪魔なやつだけ片付けながら走り抜ける。出口の配置が悪いと悲しくなる。墓は破壊するとトゲが残るので注意。最後のショップでは雷電レーザーが出るまでリロールする。ボスはレーザーをうまく当てれば瞬殺できる。
さいごに
たまには捻くれたアクションゲームで遊びたい方におすすめです。
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