タブレットのみなさんこんばんは!
保護フィルムって銃弾も防げるんですかね、ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。
はじめに
「KUNAI(クナイ)」は、タブレットの忍者タビー君を操作して全てを破壊する探索型サイドビューアクションゲームです。色数を絞ったグラフィックと、クナイを使ったワイヤー移動が特徴だと思います。
簡単な感想としては、アクションゲームとしては意外と普通で、あんまり面白くはなかったです。他の新しいゲームを始める気力はないし、動かしているときはなんとなく軽快なので、ダラダラやってしまった感じです。最近はこういうアクションゲームで遊びすぎたせいか、ちょっと飽きてきているというのもあると思います。
ところで、ひょんなことから寄稿を始めて半年が経ちました。ちょっと見返してみて思ったのは、よかったところとか、よくなかったところとかも書いてみているけど、結局は面白かった、面白くなかったからスタートして理由付けをしているような気がするので、分析みたいのとは程遠いですね。そのときの気分でかなりムラがあります。やっぱりゲームは一期一会ですよ。
まあ、かっこいいレビューとかは有名な人達がやっていると思うので、僕はなまっぽい感想を残すということをこれからもやっていこうと思います。お友達と雑談する感じに近いかな。今回も主観全開でいくぜ!
どんなゲーム
グラフィックは、意図的にパレットを制限しているような感じで、配色はなんとなくゲームボーイカラーみたいだなと思いました。前景や背景と重なってちょっと見づらいかなという箇所はあったけど、基本的には問題ありませんでした。面白さには直結しないけど、気分が変わるのでいいですね。あとは、制約をかけることで、統一感がでるし、細かい描き込みをざっくりカットできるので、開発スピードが上がるみたいな効果もあるんじゃないかと思います。
爆発などのエフェクトにはこだわりを感じます。SEとあわせて、なかなか爽快感のある表現ができていると思います。
唐突に英語音声のプロローグが始まります。なお、エピローグには音声はついていませんでした。テキストは日本語に対応していて、会話できるNPCもたくさんいるけど、翻訳の品質はイマイチです。そのせいもあるのかもしれませんが、ストーリーは意味不明でした。まあでも、とりあえず全部破壊するだけだぜという感じなので問題はありませんでした。
基本アクションは、メインウェポン、サブウェポン、クナイとジャンプです。終盤ではダッシュも使えるようになります。
メインウェポンは刀です。上下左右に出せ、振りは速くて攻撃範囲も広めなので当てやすいですが、ヒットバックというか自機が弾かれるような挙動をするので連続で当てることはできません。ただそれを利用して、ジャンプ下攻撃でマリオの踏みつけみたいな動きができます。また、刀は敵弾を反射して攻撃に転換することができます。
サブウェポンは幾つかの種類があり、切り替えて使用できます。ゲーム進行で数が増えていき、ステージのギミックを解くためにも使用します。残弾数があり、使い切るとリチャージに時間が必要です。
手裏剣は敵の動きを止めたり、スイッチを押したりできます。
SMGは、空中で下方向に向けて連射することで浮くことができます。離れた足場に渡るときなどに使います。
ロケットランチャーは、道を塞ぐ岩を破壊できます。また、攻撃範囲が広く、威力が高いのでザコ戦で活躍します。なお、自分は爆発に巻き込まれてもダメージは受けません。ラストシーンの急なザコラッシュも大丈夫。そう、ロケットランチャーならね。
クナイは、天井にワイヤーを引っかけてターザンとかスパイダーマンみたいな移動ができます。また、壁に張り付いたりよじ登ったりもできます。クナイの射出を左右で2ボタンに分けた操作方法はよかったです。もともと慣性のついたような移動なので、クナイも併用することで縦横無尽にスピード感のある動きができます。
ダッシュは一定距離を無敵移動するやつです。鉄格子をすり抜けたりもできます。
体力制で、死んでしまうとセーブポイントから戻り復活です。体力は敵を倒すとちょっと回復します。また、ステージ上に配置されているハートの欠片を4つ集めると最大体力が上昇します。
敵を倒すとコインが出ます。ショップではコインを消費して武器などのアップグレードが可能です。ただ、コインの回収はテンポが微妙に削がれるし、爽快感に欠けます。吸い寄せはいいと思いますが、床に引っかかってしまうのは面白くないですね。気持ちよく回収することが大事だと思うので、そこはもう貫通してもいいんじゃないかと思いました。
メインウェポンの刀は、後半に鍛冶屋で強化できるようになるけど、今更感がありました。ロケランがあるし別にいいかなという気分です。逆にロケランを入手するまではザコが硬くてちょっとだるいので、序盤から配置してゲーム進行で強化段階が増えるみたいな調整のほうがいいように思いました。
ワールドマップはいくつかのエリアに分けられ、エリアはスクロールする部屋の集合で構成されています。それぞれのエリアは繋がっていて、街や拠点もあります。進行の自由度はほとんどないと思いますが、前のエリアに戻ることもできるので一方通行ではありません。
マップで見るとそれぞれのステージは結構広くて、複雑そうに見えますが、移動速度が速いので見た目ほどではありません。分岐や、あとで来てねもたくさんあるので、マーカーを置いておくとよいです。ただ、全体マップから他のエリアのマップが見れないのは不便でした。たぶん現在地のマップしか表示できません。また、ファストトラベルもないのでアイテムコンプリートを狙うとなるとかなりだるそうです。
探索要素としては宝箱があります。現在マップの宝箱の総数と開けた数はメニュー画面に表示されています。宝箱の中身は、コイン、ハートの欠片、見た目にしか影響しない頭装備などで、くまなく探索するメリットは低めです。大体はサブウェポンがなくて初見では取れなかったり、通り抜けできる壁の奥に隠されていたりします。よくあるデザインですが、宝箱のためだけにいちいち戻るのもなあという感じです。僕は最後にまとめて回収しました。ただ、一部のステージは戻れなくなるのでコンプリートを狙う場合は注意です。あとは、宝箱を開けているモーション中にも敵から攻撃されるのはちょっとよくないと思いました。
頭装備はコレクション要素です。見た目が変更できるのは、まあいいと思いますが、一部のアクション中にデフォルトのグラフィックに戻るのは中途半端に感じてしまいます。
難易度は全体的に低めだと思います。ただ、僕のクナイの操作が下手なだけかもしれないけど、船尾で唐突に難易度が上がりました。落下即死ポイントが多くて、求められる操作もシビアに感じました。ここで気付いたけど、戻り復活時はギミックをやり直す必要はありません。それなら、イベントシーンもカットしてほしいと思いました。
ボスも何体かいます。倒し方はほぼ決まっているので、ラスボスを含めても苦戦することはないと思います。個人的には「ゼン・セイ」というボスが一番しんどかったです。ひたすら崖登りをやらされて、ミスしたらやり直しです。何度も登るのが面倒なうえ、2形態目の初見殺し(即死)でかなりげんなりしました。銃弾は反射と学習させておいてそれはないよ。ここは見せ方を変えたほうがいいと思います。こういうのは、「悔しい!」とはならず、「めめめめめめんどくせえー」となります。
周回するゲームではない気がしますが、一周のボリュームは結構あるように感じました。とはいえ、アクションゲームだしペースも速いので、普通に遊んでクリアまで5時間ぐらいでしょうか。また、スイッチ自体にはトロフィーみたいな実績機能がないので、やり込みの指標もよくわからずクリアしたら満足して終わりになりがちです。ゲーム内にアチーブメント一覧みたいのがあったらもう少しやったかもしれないと思いました。
あとは、原因不明のエラー落ちが1回ありました。アプリ起動からの経過時間とかが関係しているかもしれません。
さいごに
細かいことは考えずにアクションゲームで遊びたい方におすすめです。
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