ゲームの感想:DUNGREED(ダングリード)

PS4

冒険者のみなさんこんばんは!

遊ぶゲームを選ぶスタンスは、清濁併せ呑むがたまに吐く、ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。

azarashiX
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アイコンはどう見えても犬だがazarashiX。略してX。
ゲームは思い出づくりと語るおじいちゃん。気圧の変化に弱い。
クリエイターのこだわりが感じられる作品が好き。
基本的に文句が多いが、本人は楽しんでいるらしい。

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はじめに

「DUNGREED(ダングリード)」は、冒険者を操作して村に現れたダンジョンに挑みまくる横スクロールアクションローグライクです。特徴としては、ローグライク+アクション要素の完成度の高さ、豊富なやりこみ要素が挙げられます。

簡単な感想としては、ゲーマーが作ったゲームという感じの作品です。それは、とっつきづらいということではなく、操作やシステム自体はシンプルでわかりやすいのでむしろ敷居は低いと思います。それぞれのシステムの噛み合い方や、ゲームバランス調整のセンスに妙があるということです。なんとなく洞窟物語というゲームを思い出しました。

あまり長時間プレイをしなくなりました。本当に昔は、一つのゲームをぶっ続けで一日中遊んでたりしたこともあったけど、最近は体力だか気力だかが尽きてきた感覚を覚えることもあって、頻繁に休憩をとったり途中で投げたりしています。なんとも贅沢な生き物になってしまったなと思いながらも、「まあ、ゲームは逃げないしね…」とひとりごちて、積みゲーの山を横目に再開を逡巡する今日この頃です。そんな僕でも本作は熱中して遊べたので、こういうゲームが好きな方にはおすすめです。

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

村で準備して、ダンジョンに挑むのサイクルを回し続けるゲームです。さしあたっての目標は最奥のボスを倒すことですが、相まみえるには所定の手続きを踏む必要があるので後述します。まずは、村の施設やキャラクター強化要素のアンロックをしながらゲームに慣れましょう。

ストーリーはおまけだけど、テキストの日本語訳は完璧です。システムメッセージやアイテムの説明もちゃんとしています。

村には最初はダンジョンの入口しかありませんが、ダンジョン内で村人を助けることで、プレイキャラクターをカスタマイズする施設がアンロックされていきます。施設へのアクセスはマップからスキップを使用すると快適です。なんとなく歩いていると意図せずダンジョンに吸い込まれてしまうので注意です。

訓練所という施設が解放されると、任意のパラメータにポイントを割り振り、ステータス上昇やスキルの習得が行なえます。ポイントはキャラクターのレベルアップによって獲得し、レベルアップに必要な経験値はダンジョンの進行度合いに応じて獲得します。

レベルの最大は30です。また、祝福という名のレベルリセットを行うことで、1ポイントのボーナスが得られます。祝福は5回まで行えるので、ポイントの最大値は35になります。これを7種類の項目に割り振っていくのですが、当然全部は取れないし、これといった正解もなさそうなので悩ましいところです。スキルの取れる20/10/5などの配分が基本だと思います。無駄にならない貪欲が手堅いように見えるけど、慣れてくるとそうでもないです。でもアイテムは5個つけたい…。なお、振り直しはノーコストで何度でもできます。いろいろ試してみたくなりますが、使い勝手は実際に潜ってみないとなかなかわからないというところが、リプレイ性を上げています。

ある程度ゲームを進めると、コスチュームという、いわゆるキャラクターセレクトが解禁されます。キャラクターによって、特定のステータスに補正がかかったり、特別なルールが追加されたりします。前述のステ振りとあわせて、いろいろなビルドが作れます。

あとは、ランダムラインナップのお店があります。お金はダンジョンから持ち帰れますが、上限値はレベルに依存し、最大は5000です。

他には、タダでなんらかのアイテムをくれるNPCが二人います。もらったアイテムは売ったりできず、アイテム欄を圧迫することになる点は注意です。

ダンジョンは固定パターンの組み合わせをランダム生成する部屋系です。部屋のパターンは多くありませんが、特徴的なので攻略がしやすいとも言えます。各階層の最後にはボスがいて、全6階層+ラスボス+裏ボスでALLです。時間制限はありませんが、最後までやって1時間ぐらいだと思います。

部屋の繋がりは穴掘り式で生成されているみたいなので必ず行き止まりがあります。裏道という穴のある部屋からは、他の部屋へワープができます。

一番数の多い、敵が出現する部屋は全滅させれば扉が開きます。お金やアイテムが入手できる宝箱が出現する場合もあります。罠などのギミックは部屋をクリアしても作動するので注意です。ミニマップで赤く表示されているのでチェックしましょう。

宿屋という部屋で食事を摂り、キャラクターのステータスの強化ができます。食事にはお金が必要で、さらにメニューごとに設定された満腹度が上昇します。満腹度が上限値を超えてしまう場合は、食事ができません。満腹度は新しい部屋に進むことで減少します。

そのため、新しいフロアに進んだら、まずは宿屋を見つけるのが攻略の基本です。コツとしては、宿屋の部屋は必ず水平に出入り口があるので、横方向に進むとよいです。また初期位置から、3部屋以内という法則もありそうなので、それを超えて見つからない場合は戻って他のルートを探すほうがよいです。

あとは、お店とか、アイテムを捧げる祭壇とか、NPCがいる部屋などがあります。宿屋、お店、祭壇、ボス部屋の入り口は、各フロアに必ず一つずつ存在します。

基本のアクションは、武器での攻撃、ジャンプ、ダッシュとシンプルです。

武器は同時に2セットまで装備できて、ワンボタンで切り替えができます。ざっくり近距離武器と遠距離武器と盾、両手と片手で分類されています。攻撃力、攻撃範囲や、攻撃速度などでかなりのバリエーションがあります。あとは、武器固有のアクション(いわゆる戦技)を持つものもあります。装備すると見た目にも反映されるのが楽しいです。

武器の他に装着アイテムというものがあり、基本は同時に4つまで装備できます。ステータス変化のほか、固有の効果を持つものが多くあり、装備の組み合わせによって結構ゲーム性が変わります。また、特定のアイテムの組み合わせを装備することで、セット効果というボーナスを得るシステムもあります。さらに、ゲームの進行に伴い、ダンジョンに出現するアイテムの種類は増えていきます。

ダッシュは地上、空中問わず、全方位に行えます。時間回復のゲージを消費する式で、連続で出すこともできます。近接武器を装備している場合は、攻撃判定があり、攻撃速度の遅い武器の手数を増やすことができます。なお、通常は無敵判定はありません。また、床抜けの判定もあるので罠の上などでは注意ですが、普通に降りたりするよりも速いので慣れてくるとよく使います。

HPや攻撃力などのステータスが存在するので、アクションRPG的な要素もあります。ステータスは、キャラクターセレクトや、食事の選択、装着アイテムなどで決定します。僕は、アクションゲームで防御力があると優先したくなるタイプですが、本作ではそういうやり方も割と有効です。HPの回復手段が限られているので、死なないためには、HPを増やすよりも被ダメージを減らすほうが効率的な場合が多いです。あわせて強靭という固定値軽減のステータスが伸ばせると、ほとんどダメージを受けなくなります。なかなか先に進めない場合は狙ってみてもいいかもしれません。

6階層をクリアして、アルシャという魔法使いが出てきたらエンディングです。追いかけて登っている最中は無限ループなんじゃないかと思いましたが、ただ長いだけなのでがんばって上までいきましょう。ここまでが長いチュートリアル的な感じです。もうちょっとだけ続くんじゃ。

もう一度、魔法使いがいた場所まで潜ると、魔王みたいなやつがいて、こいつがラスボスです。HPは2ゲージあるけど、あまり強くはないです。近接の攻撃力が高いので、そこだけ注意しましょう。

何度か6ボスを倒していると、魔剣士というキャラクターがアンロックされます。魔剣士で6ボスを倒すと、ラスリーというキャラクターがアンロックされます。ラスリーの場合、6ボスが特別なやつに変化し、倒せばまた違うエンディングに到達します。HPが3ゲージもある強敵です。メッセージが出ているときに本体に何度か攻撃を当てると、全回復されてしまいます。この仕組みがものすごく分かりづらくて、気付くまで何度かやり直す羽目になってしんどかったです。

おそらく、いずれかのエンディングに到達した後は、ダンジョンに新しい村人が登場します。そのうちのイオナスというおじいちゃんに家を作ってあげると、ダンジョンに特別な部屋が出現するようになり、試練という名のチャレンジステージに挑めます。試練ではキャラクターは固定されているので純粋なプレイヤースキルが試される感じです。難易度は高めですが、リトライはすぐに何度でもできるのでそのうちなんとかなります。奇数の試練が異様に難しかったです。3つ目はちょっと心が折れそうになりました。逆に偶数のものは初見で突破してしまったのでラッキーかもしれませんが、割と易しめなのだと思います。

4つの試練をクリアした後は、4ボスの後に最後の試練という名の任意で挑めるボスが追加されます。こいつもHP3ゲージあるし、出現が中盤というのが結構きつくて、いい感じでアイテムが拾えていないと倒すのは難しいと思います。裏ボスの足切りみたいな感じはあります。倒すことができたら、進んだ先でハンマーが売っているので買いましょう。あとは普通に進めて、ラスボスを倒した後に、魔法使いには話しかけず横の壁をハンマーで壊すと裏ボスに挑めます。倒すことができれば真エンドです。グッドラック!

ちなみに、細かい条件はわかりませんでしたが、何度かゲームをクリアしていると、ハードモードが解禁されます。敵のステータスが強化されたり、属性のエンチャントがついてる敵がいたり、ボスの攻撃パターンがちょっと強化されたりします。あとは、各階層に中ボスみたいなのが出現するようになり、倒すとダンジョンで出現するアイテムの種類が増えます。ただパラメータ上げただけみたいな調整でないのはいいですね。僕は最後まではやってないですが、ハードで裏ボスを倒せたらお友達に自慢できるんじゃないかな。グッドラック!

よかったところ

ゲームバランスが絶妙

アクション要素(ミスをしないということ)だけに注目すると、後半のステージやボスはマゾゲー気味な難しさがあると思いますが、それを上回るほどプレイキャラクターの強化できていればゴリ押しも可能です。つまり、アクションが得意でなくてもステータスや運でなんとかできる余地があります。この点が、毎回やり直しになるローグライク的な作りとうまくマッチしている気がします。戦略を変えたり、いいアイテムが拾えれば、次はいけるんじゃないかという期待が湧いてきてリプレイ性が高まります。

ランダムで選ばれた選択肢から選ぶという作りも定番でよいですね。アイテムもユニークなものが多く、プレイヤーの培った経験を面白さに変換できる部分だと思います。

クリアまでの導線も、ローグライク系のゲームの優れた点が活かされていると思いました。知識や技術などのプレイヤースキルが上達しているのか(習熟)、恒久的な強化要素の底上げが効いているのか(時間)、たまたまいいアイテムがドロップしたのか(運)など、理由は複合的で曖昧だけど繰り返しプレイするたびに、ちょっとずつ先まで進めるようになります。ただ、こういったシステムを実装しただけでそうなるわけではないと思うので、本作は難易度が緻密に設定されているのだと思います。パラメータの計算もしていると思うけど、肌感覚的な調整もかなりあったんじゃないかな。まあ全部想像だけど。難易度上昇は指数関数的で、基本的な遊び方を理解して、キャラクターのレベルを上げれば、後半までは進めるように作られている気がします。

ローカル二人プレイに対応

2Pはワンちゃんを操作して二人でも遊べます。友人と一緒に遊べるゲームは、それだけで楽しいものです。

ワンちゃんの詳細なステータスは分からないけど、何種類かの専用武器があったりします。また、どちらかが死んでしまってもAEDの部屋で一度だけ復活できます。

PSで遊んでいる方は、リモートプレイもおすすめです。一時間の制限時間があるので、接続が切れるとワンちゃんが消えてしまうことがありますが、宿屋に行けば出会えます。1Pと2Pで操作キャラクターを交代したい場合は、ホスト側に複数のコントローラーを接続すると、使用コントローラーの選択を求められます。この機能を利用することで、ホストでもワンちゃんを操作できます。

あと、本作とは全然関係ないですが、リモートプレイは再接続がめんどうなので延長式にしてほしいなあと思っています。

さいごに

1000回遊べるアクションローグライク!

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