ゲームの感想:Fairune Collection(フェアルーンコレクション)

PS4

ゆうしゃさまのみなさんこんばんは!

貴公、和ゲーもやりたまえよ、ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。

azarashiX
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アイコンはどう見えても犬だがazarashiX。略してX。
ゲームは思い出づくりと語るおじいちゃん。気圧の変化に弱い。
クリエイターのこだわりが感じられる作品が好き。
基本的に文句が多いが、本人は楽しんでいるらしい。

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はじめに

「Fairune Collection(フェアルーンコレクション)」は、4種類のゲームが収録されているアーカイブ的な作品です。

  • 「フェアルーン」は、謎の少女を操作して世界を救うトップビューパズルアドベンチャーです。
  • 「フェアルーン2」は、前作をボリュームアップして正統進化させた続編です。
  • 「フェアルーンオリジン」は、デモ版みたいな感じの作品です。ボリューム的にはおまけです。
  • 「フェアルーンブラスト」は、縦シューです。ボリューム的にはおまけです。

なんとなくゲームボーイを彷彿とさせる低解像度、チップチューンなど、全作品通してレトロゲームテイストがフィーチャーされています。

フェアルーン

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

上下左右でループするマップを探索して、どこかにいる魔王を倒すのが目的です。テキストは最初と最後以外はほぼありません。世界観はファンタジーですが、途中からサイバーが入ってきたり、ちゃんぽんな感じはあります。

通過できる壁があったり、特定の場所でアイテムを使ったりして謎を解きながら進んでいきます。これは懐かしい感じです。謎解きとは言いつつ、ノーヒントみたいのも結構あった気がするので、メタ的な読みも必要かもしれません。敵が強いから順番が違うなとか、マップは全部埋まるはずなのでこの辺に隠し通路があるはずとかは基本です。

したがって、初見は意外と時間がかかると思います。僕の場合は、雲の上で鍵がなくてかなり迷いました。まあ、答えは柱押すだけなんだけど。怪しいマスには気付いていたし、上に繋がっているだろうとは思っていたんだけど、余計なことを考えてぐるぐるしてしまうという感じ。とはいえ、一度発見してしまえば単純で覚えやすいものばかりなので、わかっていれば1時間弱でクリアできます。

敵とは体当たりで戦います。これも懐かしい感じです。接触すると双方にダメージが入るアレですが、自分よりレベルの低い敵はノーダメージで倒せます。その代わり経験値も入りません。敵は画面切り替えで復活します。また、稀にしか出現しないレアモンスターも存在します。

回復やワープなどの手段がないので考えなしに進むと詰んでしまうこともあります。デスペナは、スタート地点付近に戻されるだけですが、ノーミスクリアの実績が達成できなくなります。あとは、クリアまでのタイムロスが生じるのでスピードランの実績にも関わってきます。実績が欲しい場合は無茶をしないようにしましょう。

ラスボスだけシューティングになります。なぜかいきなりドラゴンスピリットを始める主人公。左右移動のみでスペースインベーダーみたいな感じですが、意外と殺しにきます。特に、第2形態のレーザーは予備動作が地味な上、とんでもないダメージを受けるので、ノーミスを狙っている場合は注意です。バラマキ弾はテイクしてレーザーの範囲外から撃ち込み続けるのが安定だと思います。

よかったところ

ちゃんと冒険してる感がある

マップはコンパクトだけど、草原から始まって、ピープホールの洞窟、溶岩地帯、雲の上など、シチュエーションが豊富です。それぞれに固有のBGMが割り当てられているのも雰囲気が増していいですね。ロールプレイングゲーマーという生き物は、たとえクリアまでがたまゆらであったとしても、大冒険をしたいというプリミティブな欲求をもっているのです。同じフロア数でも草原だけで終わったら味気ないですよね。作った人は要点がわかっていると思います。

気になったところ

レベル上げを強要されるのが手間

自分よりもレベルの高い敵は倒せないので、先に進むにはレベル上げが必須です。部屋の敵を全滅させる謎解きもあるので、避けながら進めても結局やることになります。適正レベルの敵を倒す以外に経験値を得る術がない上に、NEXTの要求値が結構多いので、普通に進めていると稼ぐ作業をする必要がでてくると思います。

つまり、回復スポットの周りでパックマンをし続けることになります。時間にしたら大したことないんだけど、この行為自体がだるいです。

シークレットアイテムの経験値アップ(2倍?)があって丁度いいくらいだと思いますが、手に入るのは最速でも中盤以降です。謎解きで経験値が入ってもいいんじゃないかとかいろいろ考えましたが、個人的にはもう少しテンポのいい調整のほうが好みです。

フェアルーン2

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

システムの細かい追加変更はありますが、基本的にやることは前作と変わりません。

マップ数が増えてボリュームアップしています。地上、地下の組み合わせで、4ステージ+αぐらいあります。

前作はほぼなかったテキストが増えています。精霊もしゃべるようになりました。IDカードの権限を付与する際は、台座に置かずに話しかけ続けましょう。関連する時限実績があります。

ストーリーは、謎の少女がまた一人投入されたけど、ますますよくわからないので雰囲気ですね。

スキルというシステムが増えましたが、前作のシークレットをアンロック式にしたような感じです。アンロックには一定数のコインを使用します。コインは敵を倒したり、草刈りをするとたまに入手できます。

謎解きもバリエーションが増えてパワーアップしてます。しかし、前作のプレイ直後だからかわかりませんが、なんとなく直感でわかってしまうので前作ほど迷いませんでした。全体マップを利用した謎解きがちょっと新鮮でした。ナスカの地上絵ですね。

ラスボスはやっぱりシューティングですが、前作が不評だったのか難易度はかなり控えめです。というか、死んでも復活するのでイベント戦みたいな感じです。相変わらずドラスピだけど、今作はパワーアップしたりするぞ。なんというか、やりたいことやってる感じがあってよかったです。

スピードラン3時間の実績がありますが、2周目なら2時間ぐらいでクリアできます。そこそこ余裕があるので記憶のあるうちにやればとれると思います。

よかったところ

謎解きが楽しくなってきた

ノスタルジーに駆られているのかもしれませんが、同じような謎解きを何度もやらされてるうちに、ある種の快感が芽生えてきてしまいました。どうせこんな感じやろ……ほらね?の連続です。

もう正常な判断ができていない気がしますが、予想が当たると楽しいというのは本質的な面白さのうちの一つなんじゃないかと思います。

気になったところ

むなしい実績の設定

マップを全部埋める実績がとてつもなくだるいです。実績ハンター以外はやらないほうがいいです。

踏破は画面スクロール単位ではなくて、1画面は9分割して記録されます。つまるところ、実績獲得のためには、歩く必要のないマスを埋めるためだけに歩くことになります。デバッガーでも養成しているんかと思いました。

くまなく探索するという意味ではアイテムコンプリートの実績で達成していると思うし、このゲーム作った人が、マップを完成させるためだけに1マスしか判定のない床を踏ませるということを本当にしたかったのかどうかは疑問です。マップ踏破のシステム自体は、謎解きのヒントになるのでいいと思うけど、果たしてそれを埋めていく作業は面白いのだろうか。実績の設定者との間に、認識の齟齬がある気がしてなりません。

開発者の方々は、こういうのはもうバッドプラクティス認定してもいいんじゃないかと思います。

フェアルーンオリジン

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

5分ちょっとでクリアできるし、1と2をクリアしたプレイヤーなら楽勝でしょう。

レベルの概念すらありませんが、やることは意外と変わりません。

内容やタイトルから察するに、プロトタイプ的な作品なのかもしれません。

フェアルーンブラスト

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

最後は、もう全部シューティングです。上記3作をクリアしないと遊べません。凝ったエンディングみたいなものだと思います。凱旋パレードの気分です。

2分間でどれだけ稼げるかのゲームです。キャラバンシューを思い出します。早回しがあるので、敵を効率よく倒せば奥まで行けてスコアも高くなります。

敵の弾に当たっても死なないような気がするけど、パワーダウンが発生します。殲滅速度が下がるのでスコアも下がることになります。

機体は3種類。セミオート連射のショットと、敵を倒すとゲージの溜まるSPという技が、それぞれ固有になっています。

さいごに

こういうのが懐かしい方におすすめです。

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