ゲームの感想:One More Dungeon

PS4

冒険家のみなさんこんばんは!

ワンモアポーション!ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。

azarashiX
azarashiX

アイコンはどう見えても犬だがazarashiX。略してX。
ゲームは思い出づくりと語るおじいちゃん。気圧の変化に弱い。
クリエイターのこだわりが感じられる作品が好き。
基本的に文句が多いが、本人は楽しんでいるらしい。

おもたろうをフォローする

はじめに

「One More Dungeon」は、モンスターを倒しながら全9階層の迷宮の踏破を目指すFPSです。特徴としては、ドット絵のテクスチャで表現された3Dグラフィックと、ちょっと懐かし目の熱血硬派なゲームバランスが挙げられます。

昔のゲームってコンシューマ機であっても難しかったですよね。なんなら難しければ難しいほど偉いゲームであるといった風潮もあった気もします。まあ、アーケードの移植が多かったというのもあるとは思いますが。僕はご存知の通り軟派ゲーマーなので、買ったはいいもののクリアできたためしがないみたいなゲームはたくさんありました。いつか必ずクリアしてやるぜ、本気でやれば僕だって、そう言って、20年、30年経っているので、未だに実力はお察しのとおりですよ。本作はそんな思い出が蘇るプレイフィールでした。たまにはこういう作品で遊ぶのもいいですね。

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

本作は日本語に対応しています。そして、懐かしの○ボタン決定。最近はすっかり×ボタン決定に慣れてしまったので、ちょっと混乱します。

ゲームの目的は、最奥部にあるエネミー召喚オベリスクという装置(鏡みたいなやつ)を全て破壊し、ダンジョンから脱出することです。次のフロアに進むためには、各階層に1体ずつ存在するガーディアンと呼ばれる個体を倒し、印章というカギを手に入れる必要があります。

ステージはマス目の集まりで構成されますが、移動はグリッド単位ではありません。操作感としては3Dの一人称視点のゲームと同じで、昔のFPSみたいな感じです。ただ、上下の視点変更はありません。まずは、オプション設定から視野とか操作感度を調整したほうがいいかもしれません。慣れてくるとデフォルトで問題ないのですが、感度が高めなので最初はちょっと酔いそうになりました。

探索など

各フロアの形状はランダム生成で、2階層おきに景観も変わります。

ワンフロアは結構広く、単純な穴掘り生成ではないみたいなので、なかなかに入り組んでいることが多いです。しかし、僕らにはマップ機能が与えられています。踏破状況が自動で記録されていくやつです。また、地図は表示したまま移動したり攻撃したりできます。これ系のゲームは地図があるだけでありがたやーとなってしまいますね。僕は、部屋の繋がりを意識して、端から埋めるような感じでやってました。

ガーディアンの部屋は、お供のザコも配置されているので、基本は誘い出して各個撃破がいいと思います。出口は発見後はマップ上に紫色のマークで示されます。緑は扉、青は何らかのイベントオブジェクトです。アイテムや敵の位置はマーキングされないので目視で確認する必要があります。

あとは、ゲーム中に発見するであろうオブジェクトなどについて、ざっと解説しておきます。

箱のオブジェクトは攻撃で破壊できます。敵が隠れている場合もありますが、アイテムが入っている場合もあるので余裕があれば壊したほうがいいと思います。箱以外にも、タルなどの破壊可能なオブジェクトがあります。ドロップはないと思うので、破壊する意味は、通過できるようになるのとスコアだけな気がします。敵っぽいやつは精神力も少し回復します。

爆弾(タル)は、攻撃すると爆発して範囲ダメージを与えます。ザコは一撃で倒せるのかもしれません。もちろん爆発は自分にも当たるので、遠距離攻撃の敵を見かけたら気をつけましょう。

マップ上の行き止まりなどには、隠し扉があることがあり、インタラクトすることで隠されたアイテムを発見できます。

宝箱は、ランダムでアイテムが一つ入っています。入手できるアイテムのランクは、階層に依存する気がします。開けるには「銀の鍵」というアイテムを消費します。

シュレッダーみたいなやつは、アイテムをドロップしてクリスタルに変換できる装置です。お古やダブった武器などを入れましょう。一度ドロップすると拾うのが間に合わないと思うので、必要なものまで落とさないように注意しましょう。ちなみに、死体などでもいいみたいです。

「体力の祭壇」と「精神の祭壇」は、インタラクトすることで、対応するステータスが上がります。各階層には祭壇が必ずあり、奇数階が体力で、偶数階が精神です。また、稀に復活の祭壇というものもあり、死んだときに一度だけ復活できるようになります。

ショップでは、武器などをコインと交換できます。アミュレットやリングが売っていればラッキー。ちなみに、ラインナップにはポーションなどの消費アイテムはありません。

あとは、コインでヘルスやクリスタルが買える自販機があります。レート高めな気がしますが、コインの使い道はこことショップしかないので装備に満足しているなら交換してしまったほうがいいでしょう。

ポータルは禍々しいけど、ちょっとした仕掛けのあるボーナスステージです。コインやアーティファクトが手に入ったりするので基本はやったほうがいいです。部屋のパターンは多くないので、やっていればそのうち覚えてしまうでしょう。

アクションや戦闘など

戦闘はリアルタイム制です。一対多なので、囲まれないように立ち回るのが基本だと思います。プレイヤーは右手に剣などの武器を、左手に杖を装備して戦います。近距離攻撃と遠距離攻撃という理解でいいと思います。

右手の武器は、主にダガー、剣、斧、槍に分類できると思います。さらに、鉄、鋼、黒曜石でランク付けされます。他には、毒だったり属性攻撃がついているものもあります。ダガーは、攻撃力がしょうもないです。オブジェクトを破壊するぐらいで戦闘には使わないほうがいいでしょう。剣は振りが速く、ダメージも安定するので一番使いやすいと思います。斧はダメージにムラがあるけど、ノックバックがある気がします。槍は射程が長めだけど、振りが遅いです。入手はランダムなので出たものでがんばる感じにはなりますが、剣の置かれている棚のようなオブジェクトを破壊すると、「鉄の剣」がドロップすることがあります。序盤が楽になるので見つけたら壊しましょう。

左手の杖は、火、氷、毒の3属性のほか、色々な種類のものがあります。杖は使用するたび、クリスタルというリソースを消費します。クリスタルには、赤、青、緑の3種類があり、使用コストは杖によって異なります。クリスタルはステージ上に配置してあるほか、オブジェクトや敵からもドロップします。攻撃属性は、前述の3種類に物理と闇みたいのを足して5種類だと思います。敵は特定の属性に耐性を持っていることがあり、与えるダメージが下がります。なお、耐性だけで弱点みたいのはない様子でした。序盤は火力の高い、「地の杖」や「鏡の杖」が使いやすいと思いました。そして、「蜘蛛の杖」がたぶん最強の杖です。消費はちょっと重めですが、高火力で若干の誘導性能を持ち、範囲攻撃なのが優秀です。2層ぐらいで拾えることもあり、これが出ればかなり楽に進めると思います。

あとは、アミュレットと、2つのリングが装備できます。なかなか出ないのでレアですが、見つけたときは嬉しくなります。

赤いハートはヘルスです。ダメージを受けると減少し、ゼロになると死んでしまって最初からやり直しです。回復は主にポーションに頼ることになります。即時と持続回復のものがあります。なお、インベントリを開くとポーズがかかるので、毒になってしまった場合や、落ち着いて回復したい場合は利用しましょう。

黄色のハートは精神力です。様々な効果のあるアーティファクトを使用すると消費します。精神力は敵を倒すと少し回復します。また、精神力が少なくなると、視界が制限されたり、敵やオブジェクトが追加で配置されたりします。基本的には不利になると思うので使いすぎには気をつけましょう。

敵のHPは固定なので、自分の攻撃力を計算して効率よく倒しましょう。瞬間火力を出すなら両手同時攻撃です。ちなみに、敵の遠距離攻撃は他の敵にも当たるみたいでした。

おそらく、慎重にやったほうがいいゲームです。部屋に入ったらマップを開いて地形を確認しましょう。被ダメージの原因は、大体が奇襲や遠距離攻撃です。基本的に時間制限はありませんし、敵も湧きません。じっくり確実にプレイしたほうが先に進めると思います。

成長要素など

ゲーム開始時は、前のゲームで獲得したスコアを使用して、追加条件を設定し難易度やルールを変更できます。ただ、リプレイ強化の要素は薄めなので、時間さえかければクリアできるという感じではありません。ゲームクリアのためには、プレイヤー自身の習熟が求められます。あとは、たぶん運も大事です。

追加条件の話をすると、一つ目は、敵の体力を半減させる「朝飯前」でほぼ固定でしょう。これがないと敵が硬くてキツイです。普通のゲームだったら、この状態がデフォルトなんじゃないかと思うほどです。二つ目は、ヘルス強化あたりが堅実だと思います。

その他

エンドコンテンツなど

特定の追加条件を適用してクリアすると獲得できる実績があります。一度クリアしたあとは、ルールを変更して再チャレンジしてみましょう。

「何も見えない!」の実績は、追加条件「フォグ」か「壊れたカートリッジ」でクリアすると獲得できます。僕はフォグで達成しましたが、後半は視野外からの遠距離攻撃が厄介だったので、色が違うだけのほうが楽かもしれません。

「かかってこい!」の実績は、追加条件「失敗は許されない」か「呪い」でクリアすると獲得できます。「呪い」は、ポーションを飲み続けないと死んでしまう呪いにかかります。具体的には30秒毎に1ダメージを受けるモードです。ゆっくり探索している時間はなくなりますが、直ちには死にません。ヘルス1よりはマシでしょう。

最初は1階も超えられず、「あーこれは無理なやつかなー」と思いましたが、ポーションを断続的に拾えればなんとかなります。ただ、こればかりは運なので繰り返し挑戦するしかありません。体力がより貴重になるので、「暗黒のコイン」や「ビーストマスク」といったアーティファクトが拾えると楽になるでしょう。ただでさえ少しの油断が命取りなのに、時間制限を課されると、更に緊張感のあるゲームになります。ノーモア突然の死。僕は試行回数を重ねてクリアした感じではありますが、それなりに達成感はありました。

さいごに

運と実力の狭間でゆらゆらしたい硬派なプレイヤーにおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました