ゲームの感想:キャットガールサバイバー

PS5

ネコ魔導士のみなさんこんばんは!

我々は猫である。お前は知らない。ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。

azarashiX
azarashiX

アイコンはどう見えても犬だがazarashiX。略してX。
ゲームは思い出づくりと語るおじいちゃん。気圧の変化に弱い。
クリエイターのこだわりが感じられる作品が好き。
基本的に文句が多いが、本人は楽しんでいるらしい。

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はじめに

「キャットガールサバイバー」は、擬人化された猫が戦うハクスラアクションです。近頃流行りのサバイバーライクというやつです。

もうこの項には書けることがなくなってきたので、その場しのぎの意味でも、いつもの愚痴をぶち撒けておくのだ。さて、今の世の中には一人では遊びきれないほどの数のゲーム作品が存在しているよね。それが幸か不幸かは、また別の話だと思うので端折るけど、そんなことよりも僕が危惧しているのは「プロモーションは抜かりないけど中身はお粗末」みたいな作品が大量にリリースされた結果、真っ当な作品が日の目を見ないまま流されていってしまうという事態が悪化することなのだ。要は、悪貨は良貨を駆逐する系の話です。まあでも、そういったゲーム文化のビジネス的な側面は今に始まった話ではないし、結局はなるようにしかならんじゃろうとは思っているのだけど、数が増えるペースはこれまでとは比べ物にならないほど速くなっているし、いちゲーマーとしては、単純にアタリを探すのがだるくなってきているというのが本音です。誰かなんとかしておくれ。

あともうひとつ、本作のようなフッ軽デベロッパーの作品でよくあるのだけど「ユーザー要望による改善」という名の頻繁なアップデートについてです。それはいいことのように聞こえるし、実際そういう面もあるとは思うのだけど、裏を返せばそれだけ改善の余地がある状態で作品が世に出ているということでもあります。ユーザーが容易に思いつくレベルの改善や不具合は、リリース前に想定して潰しておいてほしいよ。プレイヤー目線でもって、なるほどよく考えられているなあと感心できるのが良作の条件でもあるわけだし。もちろん、ある程度の一貫性をもって改良が繰り返されれば化ける可能性もあるとは思うのだけど、その頃にはもうなんか別のゲームになってしまっているような気もします。そして、しつこいようだけど、これはインターネット経由で手軽にアップデートが行えるようになったことの功罪だと思います。マスターアップのような工程は、消滅しつつあるのでしょうか。とにかく僕は、出来上がったもので遊びたいのです。

どんなゲーム

やる気が感じられないいつもの継ぎ接ぎ動画だよ。

本作は日本語に対応しています。日本語ボイスも付いていて、ここは力を入れている部分なのだと思います。ただ、後から変更があったのか、翻訳が追いついていないのか、テキストと音声の不一致は目につきます。

グラフィックはドット絵がベースになっています。敵の見た目のバリエーションは意外と多いのかもしれません。こういうゲームは正面斜め向きの絵を用意すれば、左右反転で使い回せるのがいいですね。向きが変わるたびに武器を持ち替えているのかよーみたいのは、わざわざ気にしなければ違和感がないものです。記号化ならではのテクニックと言えますね。

ゲームを起動すると、オープニングデモが再生されますが、音量が大きくてびっくりしてしまいました。また、本編側のSE音量もアンバランスな気がするので調整してほしいなあ。

探索など

ゲーム開始後は、簡単な導入部の後、こういう作品でありがちな最低限の機能を持った拠点に放り込まれます。ゲームの流れとしては、ステージ中で獲得したダイヤを使用して、拠点でプレイヤーの強化を行うことの繰り返しです。準備ができたら拠点上部にある門から出撃しよう。

ステージは全7ステージと、エンドコンテンツ用の無限モード(InfinityMode)があります。通常のステージでは、次々と出現する敵を倒しながら7Wave目で出現するボスを倒せばクリアとなり、次のステージが解放されます。ステージセレクト制なので、クリアしたステージのリプレイも可能です。

各ステージの開始時と終了時などには、立ち絵付きの会話パートが挿入されます。あってもなくてもいいようなストーリーが語られますが、まあキャラゲーということなんでしょうね。ステージを進めることで仲間が加入し、プレイアブルキャラクターが増えていくというイベントです。

ステージ進行で、景観や敵の見た目が変わるのはよかったです。ただ、ギミックなどがあるわけではないので、やることはあまり変わらないのだけどね。

アクションや戦闘など

基本操作は全方向の移動のみです。敵と接触するとダメージを受けてしまいます。中には弾を撃ってくるやつもいるのでがんばって避けよう。キャラクター下部の赤いHPゲージがゼロになってしまうと敗北です。

スキルと呼ばれる攻撃は自動で行われます。また、照準の操作をすると、任意の方向に攻撃ができるものもあります。敵を倒すと出現する青い火の玉みたいなものを拾うと、画面上部の黄色いゲージが溜まっていき、最大になると新たにランダム3択のスキルを選んで取得できます。また、毎回1度は引き直しも可能です。スキルの枠は10個あり、うち2つは、はじめからセットされているキャラクター固有のものとなっています。すべてのスキルは並列で発動し、独立したクールタイムが終わるたびに攻撃が行われます。なお、取得したスキルはステージが終了するとリセットされます。

同じスキルを重ねて取得すると、該当スキルのレベルが上がり強化されます。また、特定の組み合わせのレベル3スキルを揃えると、新たなスキルの選択肢にレベル4スキルが出現します。この仕組みを合成と呼びます。合成後のスキルを取得した場合、元となったレベル3スキルは消滅します。なので、合成でスキル欄を圧縮しつつ、空いた枠でまた合成の組み合わせとなるスキルを取っていくというのが、強力なスキルを揃えるコツなのだと思います。とはいえ、スキルの種類や合成のパターンもそこまで多くないので、取るものさえ決めておけば、大体毎回同じ動きができます。

なお、一度レベル4に合成したスキルの組み合わせは、レベル3を再度揃えてもレベル4にはできません。よってレベル5とかもありません。また、初期スキルも含めて捨てることはできないので、スキルの強化が頭打ちになると、報酬はすべて「宝箱ギャンブル」になります。

敵を倒すと、ダイヤやアイテムなどをドロップすることがあります。レーダーには宝箱とダイヤの方向が表示されるので、がんばって集めよう。

それから「黄金の魚」を使用すると、一定時間無敵モードになれます。ボスはやたら威力の高い弾を全方位にばら撒く系なので、無敵状態で突っ込んで倒すのが楽です。ストックは10個まで。そもそも無敵になれるアイテムがストックできること自体が壊れ気味ですが、カウントを増やすアイテムは最大所持でも拾ってしまうので、その場合は自動で発動してくれてもいい気がします。あとは、無敵時間が終わるタイミングが分かりづらいので、少し前にBGMを元に戻すとか、ゲージみたいなものを出すとか、キャラクターが明滅するとかしてくれるほうがよかったと思います。ちなみに、黄金の魚の所持数はステージを跨いでも引き継げますが、セーブデータへの記録はされていないようで、アプリを終了するとゼロになります。

成長要素など

プレイヤー強化の要素としては、主にレベルアップ、装備、遺物の装着があります。いずれも恒久強化です。

ステージ中で敵を倒すとEXのゲージが溜まっていき、最大になるとレベルアップして各ステータスが上昇します。レベルは拠点に戻ってもそのままですが、キャラクターごとに個別になっています。各キャラクターには、初期スキルのほか、固有のパッシブスキルも設定されており、このあたりでもステータス傾向の差があるのかもしれません。基本は気に入ったキャラクターを使い続けて経験値を集約させるほうが、効率としてはよさそうです。レベルの上限はわかりませんでしたが、とりあえず100は超えます。これは青天井のやつかもしれません。

装備スロットは8つの部位に分かれています。装備アイテムはベースとなる性能に加えて、レベル、2〜4枠目にはレアリティに応じてランダムなステータスアップ効果が付与されているものがあります。装備の入手方法は、店売りかステージ中でのドロップです。ドロップ限定の装備もあり、こういうのが拾えるとちょっと嬉しい。たぶん絵がついているのがよいのだと思います。

装備は、拠点の施設で強化と合成ができます。強化は、ダイヤ(お金)で装備の基本性能を強化できる仕組みです。強化値の最大はLv.10もしくは15で、一段階ごとに基礎値の10%ずつが上昇していくような感じだと思います。合成は、最大強化された同じ装備2つを使って、新しい装備を1つ生成するやつです。合成後の装備は、レアリティが1段階上がって、レベルが1に戻ります。意味合いとしては、ランダムステータスアップ効果の枠がひとつ増えるような感じ。2枠目以降は元の装備からランダムで継承するようなので、厳選をするならキャップに到達しがちなステータスは弾いたほうがいいかもしれません。ただ、修正値も低めなので、そこまでする価値があるのかは怪しいところではあります。

遺物は、おそらくドロップのみでの入手です。10個まで装備でき、レアリティや種類によって影響するステータスや効果値に差があります。付け替えは自由にできますが、装備しているかどうかが非常に分かりづらいメニュー画面です。当たり前ですが、装備をしていない遺物の効果は発動していないので気をつけよう。僕はほぼクリア直前まで気付けませんでした。

ステータスは全部で10種類あります。僕の意見で言えば、こういうゲームではまず移動速度を優先したいかなあ。次は、防御力やHPなどの生存系で、特に本作の防御力は、低ければ一発当たっただけで死んでしまうし、高ければほとんどダメージを受けなくなるという極端なバランスに思えます。あとは、攻撃力をはじめとした火力系と、ドロップ率のような稼ぎ系で時短という感じかなー。なお、スキル速度は100、クリティカルダメージは300%など、上限値も設定されていそうなので、そのあたりも考慮して調整できると無駄がないのだと思います。

なお、キャラクターを変更しても、装備枠はそのまま共有です。また、ステージ中で入手したダイヤはすべて拠点に持ち帰ることができ、敗北しても減ることはありません。ダイヤは不要な装備を分解することでも得ることができます。

ところで、こういった成長要素は、難易度調整、リプレイ性、プレイングの多様性など、ゲーム体験を作り出す様々なメカニクスの根源となり、それが作品の面白さの核となっているケースもままあります。ただ、それが転じて本作のように積むこと自体が目的になっているゲームも多いです。まあそれもわからなくはない。預金残高が増えていくのをひたすら眺めているのが楽しいという方もいるでしょう。とはいえ、個人的にはこういうのにはそろそろ飽きてきたなー。過程が虚無だとしたら、行き着く先も無感動なんだよなあ。要は電卓で1+1=を入力し続けているような感覚です。100いったぐらいで指が疲れてもういいかな……ってなるよね。じゃあ、過程をどうやって充実させるかとなると、それは難しい問題ですよ。たぶん、単純予測が可能だと冷めてしまうし、それは完全なる運ゲーでも同様で、その間のプレイヤーの意思決定に関わるゆらぎの領域に意味がある気がするんだよなあ。少なくとも、稼働と成果が正比例するような仕組みは、結局オートプレイが最適解じゃん、とか思ってしまうようになったし、こういうことを考え出すというのは、そもそもがよくない兆候なのかもしれません。

その他

安定性など

無限モードで著しいですが、敵が大量に出現するとフレームレートが下がり、断続的にフリーズするような状態になります。サバイバー系はいつもこんな感じな気がするけど、これは仕方がないことなんでしょうか。

さらには、そういった状態がしばらく続いていると、アプリケーションエラーでゲームが落ちます。ステージ中のセーブはされていないようなので、レベルはステージ開始前の状態に戻り、獲得したドロップアイテムなどは消滅します。苦労が水の泡になるというのは、モチベーションへのダメージとしてもかなり大きい部類のものですよね。本作のゲームシステムをもって、このリスクを野放しにしている状況は、壊滅的と言わざるを得ません。

エンドコンテンツなど

通常ステージのクリアまでは3時間ぐらいでした。つまるところ、ステータスで殴るゲームだと思うので、装備の強化をがんばろう。

ステージ7をクリアした段階で、トロフィーもすべて埋まっていると思うので、あとやれることは無限モードぐらいでしょうか。よくあるエンドコンテンツの類ではあるのですが、エラー落ちでまともに遊べないので、現状では全くおすすめできません。

無限モード

拠点で「きこり(?)」を雇用すると、無限モードに挑めるようになります。敵がエンドレスに湧いてくるやつです。プレイヤー同士のランキング機能もあり、指標は生存時間です。

開始時には、スロットマシンのスピンがあります。揃った絵柄に応じて、ステータスにボーナス効果がかかるようです。この仕組みにどのような狙いがあるのかは、よくわからなかったけれど。

当面の死因はでかめの骸骨兵みたいなやつになるでしょう。硬いうえに攻撃力も高く、いつの間にか目の前に湧いていて瞬殺されるみたいなことが起こります。とはいえ、プレイヤー側も際限なく強くなるので、繰り返しやっていれば徐々に生存時間は伸びていきます。言ってしまえば、生存時間は防御力と強い相関があり、ほぼダメージを受けない状態であれば、いくら大量の敵に囲まれていようが死にようがありません。経過時間に伴って、敵の攻撃力も上がっていくようなので、いつかは圧殺されますが、さらに防御力を盛るぐらいしかやれることはない気がします。

よって、放置ゲーの傾向はより強まり、ただひたすら数字が増えていくのをボタンを押しながら眺めているゲームになります。ドロップ品の回収は、磁石アイテムに任せてしまおう。磁石が増えてきたら、黄金の魚を使って掃除しよう。あとは、アプリケーションエラーが起きないことを祈ろう。

ただね、やっぱり大体60分を超えたあたりで、BGMが再生されなくなるなどの不穏な空気が漂いはじめ、間もなくエラー落ちし、すべてがパーになってしまいます。殲滅力が足りていないのかもしれないと思って火力も上げてみたけど、同じぐらいの経過時間で落ちてしまうので、あまり関係がなさそう。一応、一時停止メニューから「村に戻る」を選択すれば、利確はできますが、なんだろう、この謎のチキンレースは。こういうのは、さすがに「何をやっているんだオレは……」という気持ちになってきます。

追記1

そうこうしているうちに、アップデートで武器強化のシステムが変更されました。装備のランダムステータスアップ効果と、遺物をそのまま装着するシステムは廃止され、装備のスロットにアーティファクト(遺物)を装着する形式になりました。アーティファクトを装着するスロット数は、装備ごとに固定で、最大3つです。一度装着すると、解除するにはダイヤを要求されます。コモンの緑キノコの防御力設定が高すぎるのでミスっている気がしますね。

ただ、パフォーマンスについての改善は見られず、試しにもう一度無限モードをやってみたところ、やっぱり60分程度でエラーが発生して落ちました。これじゃあ喪失感を味わうだけのゲームになっているよ。せめて、レベルアップ時とかにセーブしてくれないかな。

追記2

前回追記したばかりだけど、また五月雨にアップデートが入りました。

やっぱりミスだったのか、キノコの設定が戻っていました。また、アーティファクトの強化要素が追加されていますが、なんだか時間稼ぎだなあという印象です。あとは、レベルアップ時のステータス上昇のリロールができるようになっています。

それで、問題の無限モードですが、今回は10分を超えたあたりから敵が出現しなくなります。正確には、ぽつぽつと1体ずつしか出てこない感じです。さらに、一時停止キーも何故か効かないので、中断することすらできません。あまりにも杜撰です。アップデートのたびに、新しい不具合も一緒に出しているようでは、愛想も尽きてしまうというものだよ。

さいごに

お手軽ゲームと割り切って遊べる方におすすめです。

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