怪物のみなさんこんばんは!
ウワァァ食べないでくれー!ゴーストライターのazarashiXです。今回も遊んだゲームのごく個人的な感想を雑多に書いていきます。
はじめに
「Carrion」は、怪物を操作して、研究施設から脱出するゲームです。ジャンルとしてはアクションアドベンチャーだと思いました。
怪物がいたら怖いですよね。知性を持った怪物がいたらもっと怖いですよね。そう、このゲームはそれです。知性はあなたの逆ホラーアクションフィルム。怪物さん feat.おまえさんです。
どんなゲーム
欲しいシーンはいつもキャプチャし忘れている、いつもの継ぎ接ぎ動画です。
怪物くんはいくつかのエリアに分けられた研究施設を探索(破壊)しながら、力を取り戻していき、脱出を目指します。探索とは言いましたが、終盤までは、ほぼ一本道みたいなものです。クリアのためにはちょっとぐるぐるするのが必要なイメージです。また、パズル要素はありますが、謎解きみたいな感じではないです。アクションを組み合わせて解いていく系です。
たまに人間パートが差し込まれたりしますが、基本的には怪物パートです。セリフはありませんが、テキストはちょこっとあります。
目標はチェックポイントを探して起動することです。巣穴というチェックポイントを新たに起動するごとに、ゴールにフラグが立っていき、全部起動することで次のステージに進めます。
見た目はサイドビューですが、怪物くんは縦横無尽に動けるので操作感はトップビューのゲームに近いような気がします。ジャンプとかはなくて壁伝いにふわふわ移動する感じです。あとは、全方位に出せる触手で攻撃したり、レバーを引いたりして進んでいきます。
怪物くんは人間を食べたりすると成長して大きくなります。最大ライフが増えるほか、使用できる攻撃スキルや、防御スキルが変化します。スキルはゲームの進行でアンロックされていきます。パズルを解くには特定のスキルが必要なことがしばしばあるので、時には自分の体を切り離して大きさを調節しながら進む必要があります。
武器を持っていない人間はただの餌ですが、武器を持っている人間とは戦闘をする必要があります。正面から行くと、なんかすごい強い銃で攻撃されたりして簡単に死んでしまうので注意です。大体は都合よくダクトとかがあったりするので、ホラーゲーっぽく上とか下から奇襲しましょう。ステルスアクション的な要素はあると思います。ちなみに、人間は吹き飛ばしただけでは死なないみたいなので注意です。いつの間にか起き上がって乱射を始めるので危険です。ちゃんととどめを刺しましょう。なお、敵は一度倒せば復活しません。
死んでしまったらセーブしたところからやり直しです。リトライ自体は快適です。オートセーブで、チェックポイントはたくさんあるのでこまめに寄りましょう。
数時間ぐらいでクリアできるボリュームです。クリアに必須でないのは、格納ユニット(自身の強化)を全部取るかどうかぐらいな気がするので、リプレイ性は低いと思います。
よかったところ
怪物を動かすのが楽しい
独特ではありますが、操作感は良好です。カサカサ移動もスピード感があっていい感じです。
スキルも怪物っぽいものがそろっていて使っていて楽しいです。まあでも、高速で移動しながら触手で攻撃したりするのがホラーっぽくて一番楽しいですね。
人間たちの反応もわかってますね。悲鳴のパターンにこだわったのはナイスだったと思います。パーティクル的に破片とか肉片を飛ばしたりするのは、動きもでるし効果的な表現方法だと思います。ここにもかなりこだわりを感じます。
あとは、音やグラフィックもいいです。でも、このあたりは他にもハイレベルな作品がたくさんあるので、個人的には新鮮味がなくなってきたなとも思います。ハードルが上がってしまっているかもしれません。なんだかとても贅沢なことを言っている気がしますが、どうか悪しからず。
気になったところ
盛り上がりに欠ける
アクションゲームとして見るなら、構成としては地味でした。ボスもいないですし、特にラスボス不在は、せっかく強くなったのになあとは思いました。
アドベンチャーゲームとして見るなら、ストーリー寄りの演出はありますが、テーマみたいのはあまり感じませんでした。展開も、まあそうだよねという感じで、驚きとかはないです。長いプロローグみたいな感じでした。
せっかく脱出できたわけだし、ストーリーをプラスした続編をぜひ作ってほしいです。
さいごに
怪物になってみたい方におすすめです。
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